先日、一部で170万で落札されたことで話題になったコナミの『グラディウス』のROM版、バブルシステム版と比べてタイトル画面のグラディウスロゴが表示される演出やゲーム開始時のSTARTの表示時間などが速くなっているけれど、あのウェイトはバブルシステムの読み込み時間に由来するものらしい。基本的に自分が触れてきたグラディウスはバブルシステム版なので、それら読み込みによる演出に慣れ親しんだ身とすると、プレミア化された今はともかく、当時のマニアだったらROM版をニセモノと見る理由がわかる気がする。例えるならば、ゾウザリーが大気圏で燃え尽きないメサイヤの『重装機兵レイノス』の北米版や、あのエムツーが移植に関わりながらもラスボスの涙が流れないセガの『ファンタジーゾーン』のPS2移植版(SEGAAGES2500)みたいなもの(爆)
今となっては何故壊れやすいバブルシステムを採用したんだ?と言われなくもないけれど、商品の寿命を思えばバブルシステムは理にかなったシステムだと思うんですよね。
基本的にメーカーは(販売後のアフターサービス期間があるとはいえ)基板を売ったらそれでお仕舞いの商売だから、次の商品を買ってもらうためには旧作をずっと稼動されると都合が悪い(メーカー直営店での稼働だったり、インカムの何割かをメーカーが徴収するシステムだったら事情が異なるかも知れないけれど)。それに相次いで新作タイトルが発表されたビデオゲーム全盛期当時、台の入れ替えも激しく、一年未満で新しいゲームを仕入れていたのを見ると、むしろバブルシステムの寿命は一年をもてば十分という認識だったのかも知れない。基板コレクター的には不都合があるかも知れないけれど、そもそもグラディウスに限らず基板は業務用であって個人に売るために生産していないわけで、その認識のズレが家庭用ゲーム出身の人にあるんだろう。
あくまで基板はゲーセンで遊ぶために作られた商品であることを前提に買わないと、買ってから10年経って起動しなくなってもメーカーにして見れば責任はないし(アフターサービス期間過ぎてるし)、個人で買うときは自己責任であることを意識しないと買っちゃダメだよね(笑)
似たような理由でカプコンのCPシステムIIやセガのシステムEといった電池基板を採用したタイトルが各社から出たけれど(電池が切れると起動しなくなる)、これはコピー対策と言われるけれど、商品の寿命を考慮してもバッテリーは持つと判断したんだろう。カプコンの場合、アフターサービスとして長年に渡って電池交換をやってたから良心的だったけど、他のメーカーはそこまでやってないどころか、多くの当時のアーケードメーカーはアーケードから撤退したり、そもそも既に倒産してたりするからなあ(汗)
●新番組ゲゲゲの鬼太郎
ネットで色々言われているけれど、鬼太郎の指鉄砲は本来は指を飛ばす技だったはずが、今回の方は確かに冨樫義博先生の『幽☆遊☆白書』の霊丸(レイガン)まんまだな…(笑)
まあどちらも同じ妖怪マンガだからいいんじゃね?(笑)
幽白の場合は妖怪マンガと呼ぶには色々と思うことがあるけど、特に魔界の扉編以降の展開は序盤のオカルト学園モノとはうって変わって(というか別作品に見えるぐらい)冨樫先生のその後の作風を確立したような展開で好きだったなあ。まさか魔界トーナメント編をあんな感じで終わらせるとは夢にも思ってなかったけど(汗)
●海外では「神」が付くタイトルは発売禁止
海外で『ジーザス』(スクウェア・エニックス)が出てないのはこれのせいかのか…(適当)