今日はスクウェア・エニックスのファミコンソフト『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』が発売されて27周年となります。
また、補導された小中学生は400人近くいたと報道されましたが、これは確認できただけの数で、実際は全国で1,000人以上の小中学生が朝から並んでいたと思われます。
さすがにこの状況はまずいとメーカーは判断したのか、続編以降からは土日を発売日に設定されました。もっとも、今となっては余裕もってネット予約もできるので、長蛇の列を作る現象は起きないでしょうが(笑)
それだけに本作を発売当時に手に入れたクラスメイトは英雄扱いで、発売から数ヵ月後経っても品薄は解消されませんでした。そういった事情もあり、私が本作に触れたのはその一年後でした。
これ以上本作について語るとキリがないので多くは語りませんが(書くのが面倒だし)、あえて本作の特徴を挙げるならシリーズで初めて職業の概念が導入されたことでしょうか。プレイヤーなりのパーティ編成ができる自由度から、歴代のシリーズでも本作を挙げる人も多いと思います。
本作の前年に発売された『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』以降、ファミコン界では各社が競うようにRPGを出していましたが(頭脳戦艦ガル、キングスナイト、未来神話ジャーヴァスなど)、本作はそれらタイトルよりも一歩(以上)抜きん出た存在でした。
パーティ編成システムを導入しながらも、それを複雑に感じさせず、万人向けの作りに仕上げたそのセンスは、ゲームデザイナー堀井雄二の感性が凄まじいとしかいいようがありません!
バッテリーバックアップの消えやすさも一歩抜きん出た存在でしたが。
さて、私の手元には一本のドラクエIIIサンプルロムがあります。
昔の記事にも書きましたが、これはGallさんと初めてお会いした時にいただいたロムだったりします。
商品版との違いは一部の宝箱の中身ぐらいで最後まで遊べるバージョンようですが(未確認)、一般にはまず手に入らない以上、貴重なソフトであることには違いがありません。
Gallさんいわく、エニックス(当時)に勤めていたGallさんのお兄さんのご友人から譲り受けたロムとのことですが、関係者とはいえ発売前のソフトが入手できるなんて、当時のサンプルロムの管理は甘いよなあ。
タダで貰っといてこんなことを言うなんてアレですが(笑)