先週の日曜、実は高田馬場のゲーセン「ミカド」に行ってたんですよね。
普段ゲーセン行くときは秋葉原で済ませるのですが(近いですし)、電車を乗り換えてまで高田馬場へ向かった目的はこれ、
セガ『バーチャファイター』
もはや説明不要のセガの3D対戦格闘ゲーム『バーチャファイター』の第一弾。
ポリゴンを採用した最初期の3D対戦格闘ゲームで、従来のゲームにはなかったリアルで重みのある動きが話題となり、後にセガサターン版に移植された時は「バーチャのために本体を買う」ユーザーが続出するほど、初期のセガサターンの普及に貢献しました。
アーケード版はMODEL1と呼ばれるボードを使用していますが、今となっては壊れやすいボードで、しかもボード自体が独自の仕様で修理が困難で、可動するボードはかなり希少となっています。
現在、移植例はあっても完全移植と呼べるものはなく、しかも可動するボードはレア。これを逃すと次に会える可能性がかなり低いでしょう。
セガ『バーチャファイター2.1』
同社の『デイトナUSA』に続く、MODEL2タイトル第二弾。社会現象と呼べるほどのブームメントを巻き起こしたタイトルなので私がわざわざブログで説明する必要はないでしょう。説明するのが面倒なだけですが(爆)
前作との大きな違いは、ボードが変更されたことによるビジュアル面の強化。グラフィックがよりリアルになっただけではなく、フレームレートが秒間30コマから秒間57コマになり、動きがスピーディで滑らかになりました。
…というか、これの後に初代をやると動きが重過ぎて「昔の人はよくあんなスローすぎてあくびが出るゲームを遊べたなー」と関心するぐらい、操作性や動きが改善して遊びやすくなっています(笑)
今回ミカドで稼働しているのは、バランスが改善された「2.1」バージョンです。アキラがかなり強くなりすぎたのがこのバージョンの批判点ですが、アキラ自体が上級者ではないとまともに扱えないマニアックな性格を持つキャラなので、ますます初心者と上級者との差を開いてしまったという難点があります(笑)
ナムコ『スターブレード』
こちらも多くの家庭用ハードに移植された3Dポリゴンシューティング。
どちらかというと、敵や敵の放つ弾をレーザーで撃ち落すガンシューティング的な要素を持つゲームですが、とにかくポリゴンによる映像美や演出が素晴らしく、それがミカドではオリジナル筐体で遊べるのはかなり魅力的。
こちらも現存する筐体は絶滅状態なので、台が撤去される前に遊びまくることをお勧めします!
カプコン『GHOSTS'S GOBLINS』(イタリア版魔界村)
激ムズアクションとして知られるカプコンの『魔界村』のスペインバージョン。
スペインのアーケードゲームは、日本よりもワンプレイあたりの料金がかなり安いため、一回あたりのプレイ時間を日本版よりも短くさせるよう調整される場合が多く、そのほとんどは難易度の大幅アップによる調整です。
本作は「敵の動きのスピードアップ化」で難易度を上げていて、ザコキャラであるゾンビが超スピードでプレイヤーを襲ってきます。強敵として知られるレッドアリーマーが弱体化したんじゃないかと錯覚するほどゾンビの対処が厳しく、一面の半分すら越すことができませんでした…
もっとも日本版であっても一面クリアは怪しいですが(爆)
メーカー不明『テトリス』
BGMが何故かコナミMSXソフト『ウシャス』の曲を使っているという謎テトリス(笑)
幻のメガドライブ版よりもマシとはいえ操作性が悪く、ブロックが消えた時の処理が重く、遊んでいてイライラするという(笑)
今回のミカド探索はこんなところでしょうか。
外国でもミカドは聖地扱いにされているようで、店内では海外ゲーマーも多く見られましたが、それでも客の大半は日本人ゲーマーでした。
ここ数年、ビデオゲーム主体のゲーセンが次々と閉店とされていますが、ミカドでの盛り上がりを見るとその実情が実感できなくなります。
まだまだゲーセンが生き延びる道が残されていると思うと同時に、昔のゲームをオリジナル筐体で稼働させるほどのメンテナンス技術、その手間隙をかけても黒字を出せるほどの集客力も必要なので、経営者は相当なゲーム愛がないとやっていけないでしょうね。。。
アーケードゲームは基板が壊れてしまえばそれまでで(修理するにも補修パーツ問題などで限界がある)、永遠に遊べるものではありません。そして、ゲーセンはインカムを稼げなくなったら台を撤去されるので、興味を持ったゲームが稼働されたら、その時に遊ばないと次はないかも知れません。
特にアーケードゲームのレアゲーは「人気がないから稼働期間が短い」というのが大半なので、「レアだから」と思ってプレイすると肩透かしを食らいますが、遊ばず後悔するなら遊んで後悔しましょう!
それにしてもだ。
当時は全く人気がなく、稼働しても速攻で撤去されたであろうジャレコの『燃えろ!!プロ野球 ホームラン競争』。
ミカドでは何故か二台同時稼働しているという事実は、それだけミカドにおける燃えプロ人気は相当なんでしょうね…
ミカドの客層がよくわからん!(笑)