本日はセガゲームスのメガドライブソフト『コラムス』が発売されて25周年となります。おめでとうございます!
本作は『テトリス』からはじまった落ちモノパズルブームの中で発売された一本で、同名うアーケードゲームからの移植です。
ルールは簡単で、上から落ちてくる宝石を操作し、縦・横・斜めに同じ色を3個以上並べると宝石は消えていき、連鎖すると高得点、上まで宝石が積み重なるとゲームオーバーとなります。
アーケード版自体がメガドライブとほぼ同性能のシステムC基板を採用しているだけに移植度はほぼ完璧に等しく、またアーケード版にはなかった家庭用オリジナル要素として指定の宝石を消していく「フラッシュコラムス」モードが追加されています。
今思えばアーケードの完全移植の走りといえそうですね。
アーケードではセガ製『テトリス』以上のロングランヒットとなり、家庭用版でも数多くの機種に移植されたり関連作が発売されるほどセガの代表するタイトルの一つといえそうです。
今はその座をぷよぷよに持っていかれましたが。
話は変わって、『シェンムーIII』のキックスターターの目標金額が当初の5倍を提示してきたことに私はゲンナリ。
当初は200万ドルでしたが、公式ページを見る限り、この金額ではゲームとして遊べる内容しか作れず、自分が予定している完全版が作れないと発言しているようなものなんですよね。
この先どうなるかわかりませんが、予想以上に資金が集まりだしたらストレッチゴールで追加要素を発表し、それができなかったら出資者が泣きを見るという、過去のキックスターターの流れにならないよう祈ります。
それにしても、今回のキックスターターはE3で発表して正解だったと思います。
少なくとも日本だけではそこまで注目しなかったはずなんですよね。
個人的な心情としては今頃になって名作扱いするなと言いたい(笑)
ドリームキャストで発売された『シェンムー 一章 横須賀』は製作発表会の時から話題作ということで60万本ほど売れましたが、その続編『シェンムーII』は15万本ほどで、前作の1/4の売り上げ。
つまり、前作を買った人の大半以上が大して面白くないと感じたから買わなかったんですよね。
『シェンムーII』が売れなかった理由として、
「ドリームキャスト製造中止アナウンス以降の発売だから」
という声も聞きますが、同じ条件で発売された『サクラ大戦』の3と4はそれぞれ『シェンムーII』の倍以上売れ、それどころかドリームキャストソフト全体としても上位に入るほどの売り上げを記録しました。
確かに『サクラ大戦3』はハーフミリオンだった前2作よりも売り上げを落としているかも知れませんが、数としてはそこまで落ちているわけでなく、むしろハード普及台数からしてみれば十分過ぎる売り上げでしょう。
それにハードの製造中止が決まったところで発売予定済みのタイトルはまだまだたくさん残されていましたし、製造中止アナウンスを聞いた直後にドリームキャストをやめてしまったユーザーなんているわけないので、この言い分には説得力ないなあ。
実験色が強かった前作に比べれば『シェンムーII』は開発者が目指していた本来の姿だとは思いますが、多くのユーザーはその本来を姿を体験していないのは売り上げを見れば一目瞭然なわけで、海外の評価はともかく、日本での評価は過大すぎる気がします。
そりゃ前作を買った3/4が見捨てたタイトルの続編じゃ名作扱いにするには無理あるっしょ!(笑)
TwitterといったSNSでは今回の発表に合わせてドリームキャスト版『シェンムーII』を探している声をたくさん聞きましたが、逆にいえばこういうチャンスでしか興味を持たない人が多い証拠なんですよね。
中古相場が定価近くに跳ね上がったのを見て、「ついこの間まで1,000円以下だったのにあの時に買えばよかった」というのを見ると、海外のみで発売されたXbox版『シェンムーII』が日本だけハブられるのは当然に思えてきます。
安価で買えるときにすら買わない人間がフルプライスのXbox版なんてまず買わないですからね。
…すみません。日本でのXbox普及台数を見ると、むしろ発売する方が狂っています(爆)
最後まで遊んだ人なら分かると思いますが、『シェンムーII』をラストまでプレイしても物語の核心には触れず、それどころか最後の最後でヒロインのシェンファがやっと登場し、ようやく発表会で紹介されたキャラクターが一通り揃った、つまりキャラの自己紹介に終始した内容だったんですよね。
オープニングにすぎない内容じゃ続きが気になるわけもなく、むしろ『シェンムー』がゲームとして消化されたものが『龍が如く』シリーズたと思っているので、個人的には現状で十分に満足しています。
といいながらも、やはりシェンムーIIIには期待しております(爆)