仕事の休憩時間を使って(5時間ぐらい)、ついにハドソン(現コナミデジタルエンタテイメント)のファミコンソフト『ヘクター'87』をクリアしました!
ご存知1987年の夏のキャラバン認定シューティングですが、この頃になるとクラスの人気ジャンルがRPGに移行しつつあったので、私も含めシューティングを買う人が周りにいなく、実際にプレイしたのがそれから3年後でした。
…もっとも、買った理由が1,000円もしなかったというのも大きいんですよね。あのボンバーキングとセットで買っちゃった…(汗)
その当時のプレイした感想というのが「ひたすら難しい」。敵が固すぎる上に激しいし、ライフ制の意味が無いぐらい当たると一発死の敵も多くて早くも心が折れてしまいました。あとで聞いた話、イベントでもジョイカードマーク2(連射装置)を使ってたということで、「何だよ!ジョイカード販促ゲーかよ!」と憤慨し、それから遊ばなくなったんですよね。あれからしばらく経って、連射できる環境ができたから挑戦しようと思った次第です。あれから四半世紀以上経ったけど(笑)
一通りクリアした感想「これコナミっぽいな…」
縦・横交互に展開するところはコナミデジタルエンタテイメントの『沙羅曼蛇』だし、グラフィックの雰囲気も近いところもある。前年にハドソン(現コナミデジタルエンタテイメント)が出した『ドラえもん』の魔境編のシューティングステージもそうでしたが、スタッフはコナミシューに憧れを持っていたのでしょうか?
本作の5面(HISTORY5)のボスに至っては『ツインビー』の一面ボスと同じ挙動(周りにバリアを張ってるところも一緒)してますし(笑)
当時のチビッ子(主にコロコロコミック読者)はこのソフトをプレイして、
「やべえよ。権利関係に厳しいコナミ様に訴えられるよ!」
と思いながら遊んでたと思われますが、結果的にハドソン(現コナミデジタルエンタテイメント)はコナミデジタルエンタテイメントに吸収されたのでめでたしめでたし…
…当時のチビッ子たちがここまで辿り着けたとは思えない難易度ですが。
それにしても難しかった。連射装置を使う事を前提とした難易度とはいえ、一発で破壊できる敵がわずかというぐらい全体的に敵が固いし、一部の敵は長い間(数秒)画面に居座るし、自機の当たり判定はやや大きめだし、ただでさえ敵の攻撃が激しいのに横スクロールの偶数ステージは壁に衝突するとワンミスで、それでもってミスると最初からやり直しは鬼すぎ…せめてボスがラスボスを含めて弱いのが救いです…そしてパワーアップシステムがこのゲームにはないのでミス後の復活は容易ですが、そもそもミスしたらステージ最初からだもんなあ……だけど直前にプレイしていたスクウェア・エニックスの『キングスナイト』は連射装置を使っても最終ステージで挫折したので、あれよりかは難易度は低いと思います。もっとも前者はシューティング、後者はフォーメーションRPGという違いがあるけど。
エンディングの後に、最初からプレイすると自機が同社の『ボンバーキング』の主人公・ナイトに変化します。
この仕様、実は今初めて知ったのですがヘクターファンには有名すぎる話なんでしょうか?
もしかしたらゲーム中も変化ある可能性も否めませんが、もうしばらくこのゲームは勘弁してくれ…(涙)