レトロゲームの魅力として短時間でサクッと終わるのがいいという意見を見かけなくもないけど、それについてちょっと疑問なんだよなあ。
スペースインベーダー以降の80年代初期のビデオゲームはループだし、大戦略タイプのウォーシミュレーションゲームはお風呂に入って時間を潰してもCPUが思考中だったり、RPGのレベル稼ぎでは途方もない経験値を求められたり、昔のPCゲームだったらテープロードの時間だけでも決して短時間とはいえないし、アクションやシューティング系列をやるにも各ステージが異様に長かったり(特にコンパイル製シューティング!)、クリアに数時間かかるのにセーブ機能さえなかったり、セーブ機能があってもそれがパスワード制でしかも文字数が長かったり、初期の対戦格闘ゲームだと十数人といる全キャラ倒さないとエンディングにならなかったり(今の対戦格闘はその半分程度でエンディング)、手軽に遊べるのと短時間で遊べるのを勘違いしている発言のようにも見える。難しすぎてすぐ終わるゲームもあるにはあるけど(笑)
もっとも、インベーダー以前は制限時間制のビデオゲームが多かったし(主にガンシューやレースゲーム)、ランダム性を取り入れるなど理不尽な難易度のせいで運が悪ければすぐゲームオーバーになるゲームもあったし(海底宝探し、与作など)、山登りゲームや新幹線ゲームといったエレメカもワンプレイ1分ほどで終わるし、彼らのいうレトロゲームが短時間で遊べるというのもまんざらウソではないんだよね。もっとも彼らの言うレトロゲームはもうちょっと新しいゲームのことを指すんだろうケド。
まあそれらは短時間で終わるレトロゲームは個人が所有するには敷居が高すぎるし、外で遊ぼうとしても駄菓子屋ゲーセンも少なくなってきている今、決して手軽に遊べる代物じゃないよね(汗)
短時間で遊ぶだけならばスマホでもインディーでもたくさんある今、若者にレトロゲームの魅力を語る場合は決して短時間で手軽に遊べると言っちゃダメだよね。それ以外のウリでレトロゲームの魅力を伝えないと興味持ってくれないだろうし、スマホ世代のゲーマーにとっては昔のゲームを遊ぶこと自体、アーカイブで遊ぶこと以外で敷居が高いことを理解してあげないと。理屈なんて要らない、むしろ俺が好きだからやってくれでいいじゃん!とは言いながら自分もレトロゲームの魅力を伝えること自体が難しいと思っているんだけど(汗)
書いていて思ったんだけれど、中には「レトロゲームはワンコインで長く遊べて良かった」という意見も聞くので、短時間で遊べるのか、それとも長く遊べるのか、一体どっちなんだ!と突っ込みたくなる(笑)
未だにセガAM2とデジキューブのイメージのある(笑)、黒川さんによるインタビュー記事。閉店アナウンスがあった以降、マーヤ店長インタビューは各種メディアで見かけたけど、当時の貴重な写真も含めて今回の記事はその中で一番濃いな。
記事を読んで凄いなあと思ったのが、プレステーション版『ダービースタリオン』(アスキー)の店頭での告知の為に、ファミコン版『ファミリージョッキー』(ナムコ)のTVCMに使われた馬の首のぬいぐるみを借りたというエピソード。当時のTVCMを覚えている店長も凄いけど、それを10年ぐらい倉庫で保管してたナムコもチョー凄い(笑)
実はセガサターンで発売された『サウンドノベル 街』(チュンソフト)が大好きで、その流れ(といってもあれから十数年経ってるけどw)これの精神的続編(?)の『428 ~封鎖された渋谷で~』(セガ)も当初はWii版で買ったんだけれど、ノベルゲーを据置ハードで遊ぶのはかったるいと思って(そもそもWiiはあのUIのせいで起動させること自体が面倒)、結局PSPのダウンロード版を購入してPSVitaで遊んでたんですよね。ええ、ゲームは超面白かった!ラストの那須きのこ氏が関わったシナリオを除いて。
そんな好きなゲームを手掛けたイシイジロウ氏の最新作が気になるところだけど、同じ理由で随分昔に購入したニンテンドー3DSの『タイムトラベラーズ』(レベルファイブ)を一度も起動させてなかったことを今気付いた(汗)
レベルファイブで思い出したけれど、ニンテンドー3DSソフトで任天堂タイトルを除いたら(つまりサードパーティ)レベルファイブ作品を最も多く買ってたなあ。
妖怪ウォッチ、イナズマイレブン、ダンボール戦機、レイトン教授、ギルド01、そしてタイムトラベラーズ…今思うと3DSだけでも凄いラインナップだな…
3DSが末期に近づいた今、レベルファイブは次はどこのハードに力を入れるのかな?そしてレベルファイブの新IPである『スナックワールド』に興味を持ちながら貧乏すぎて未だ買えてないし、買っても遊ぶ暇がねええ(涙)