日曜の今日、幕張のAKB握手会を終えて、秋葉原のゲーセンHeyへ。
ネットでの情報でタイトーの幻のアーケード作品が稼働中とのことで、眠気に負けそうになりながらも幕張から秋葉原に向かいました(笑)
その幻のタイトー作品はこれ
●スカイデストロイヤー(タイトー/1985年)
ファミコン版はそこそこ名前が知られていますが、オリジナルのアーケード版はかなり幻の作品。
希少さでいえば同社の『ちゃっくんぽっぷ』と並ぶタイトーのレアゲーで、個人で基板を所有している話を聞いたことは未だかつてありません(笑)
ジャンルは3Dシューティングで、見た目はかなりファミコン版に似ていますが(それだけ移植度が高いといえる)、明らかにファミコン版と違う点は、自機を左右に動かすとそれに合わせて地平線が傾くところです。
ファミコン版の移植度が高いということは、裏を返せば欠点も同じで、3Dシューティングでありながら遠近感がわかりにくく、それでミスを起こしてしまったのがしばしば。3Dゲームとしてはかなり致命的な欠点で、当時のプレイヤーは慣れる前に投げ出してインカムが稼げず、速攻でゲーセンから撤去されたのもわかります(笑)
とはいえ、こんなゲームが再びゲーセンで遊べるのは奇跡とも言えるので、
そりゃ例え疲れても遊びたくなる気持ちもわかるかと思います(笑)
なお、同年にセガから『スペースハリアー』が発売されましたが、同じ3Dシューティングながらもその圧倒的なクオリティ差に驚きを隠せません。当然、
スカイデストロイヤーではなく、スペハリですが(爆)
続いて、こちらもレアゲー
●ミッシングインアクション(コナミ/1989)
同社の『グリーンベレー』のリメイク版といえる内容で、プレイヤーはナイフを武器に突き進むアクションゲームです。というか、初めて見たんだけれど(笑)
1989年のゲームだけにグラフィックは年代相応ですが、キャラクターの動きが1985年作品である『グリーンベレー』並みにアニメーションパターンが少なく、実際に遊んでみると(1989年のゲームとして見ても)古臭く感じます。
80年代のゲーム業界は日進月歩だったので、この古さじゃ客足がつくはずもないよなあ。そもそも、この時期のコナミはアクションゲームよりもシューティングのイメージが強かったので、ゲーセンのオペレーターはこんな地味な作品を稼働させるなら『グラディウスIII 伝説から神話へ』を稼働させるだろうな(笑)
最後に。
幻かどうかは知りませんが70年代アーケードがHeyで稼働するのは珍しいので一応。
●ディープスキャン(セガ/1979)
海上の船を操作し、海中の潜水艦を魚雷で破壊する固定画面型シューティング。
魚雷スピードがかなり遅く、狙って潜水艦に当てるにはタイミングがかなり重要で、それが難易度を上げているのが特徴です。
Heyの台ではヘッドフォンが繋いであるので使ってみたのですが、BGMともいえるソナー音が(当時としては)かなりリアルで臨場感がありました。アナログの回路のためか(この辺は全く詳しくない)80年代初期では主流だったPSG音源とは違った深みのある音は素晴らしく、なるほどヘッドホンをわざわざ用意した理由がわかります。
70年代のアーケードゲームの魅力の一つはアナログ回路の音といえそうです。
この『ディープスキャン』、SG-1000に移植されていそうで移植されておらず、何故かセガサターンの『ダイナマイト刑事』のおまけに収録されるまで移植例がないのは意外でした(笑)