昨日NHKで「外国人旅行者 日本の何に関心?」というテーマをやっていたのですが、東京の秋葉原を訪れた人は電化製品…ではなく、いわゆるオタクメディアに関心のようです。
上記の画像は秋葉原に訪れた外国人で特に多くツィートされたものですが、一位のアニメはともかく、二位のスーパーポテトに驚き。
「秋葉原のゲームショップといえば、まんだらけもトレーダーもあるじゃないの?」
と言われそうですが、多くのメディアでは「レトロゲームの店」としてスーパーポテトの名前が挙がるほど海外でも知名度が高いようです。確かにレトロゲームに特化した店といえば私も異論はありません(笑)
NHKの特集で興味深いのは、ゲーマーだけでなく、ゲームに興味がない外国人旅行者全員のツィートの中で「二番目にスーパーポテトのツィートが多い」という事実でしょう。
最近秋葉原に行かれた方はご存知かと思いますが、「2、3万程度じゃプレミアのうちに入らない…」と思い知らされるほどの高騰ならまだマシで、それ以上に本気でモノがありません…
ファミコンソフトの古いタイトルになると発売されてから30年以上経ちます。30年も経てば経年劣化で起動しなくなるどころか、震災で消失したり、いらなくなって処分されたりと現存数が年々少なくなるのは当然で、自分が思う通りの値段でいつでも買えると思う方が甘い考えです。
そして、今回のNHKの特集を見れば分かるとおり、秋葉原に旅行する外国人の多くはレトロゲーム目的なわけで、今後ますます入手が難しくなるのは必至です。
とにかく様子見をするぐらいなら速攻でレジに持っていくぐらいのことをしないとダメですね。大抵、様子見する程度のゲームなんて、改めて振り返ってみれば大した金額ではないですしね。
ええ、26万のメガドラ版テトリスなんて今振り返れば大した金額じゃないですよ!(涙)
私の親父が昔言った通り、「日本の文化は外国人が評価して初めて認められる」んだな、とNHKの特集を観て再確認しました。
最近、「ガイジンのせいでレトロゲームが手に入らないー」と嘆く方も見かけるようになりましたが、外国人が日本のゲームを入手するのは、日本人が日本のゲームを入手するよりも当然ながら非常に困難です。
外国人にしてみれば、「なんで日本にいながら買いもせず、行動もせずにいられるの?」と言いたくなるでしょう。
日本人は日本のレトロゲームを入手するのにイージーモードな環境でありながらも、そんな外国人に先を越されるならば、その日本人は所詮は口だけで無能以外考えられないですね。きっぱりと。
26万のテトリスを買い逃した自分も無能ですが(爆)
アメリカ在住のてぃーさんのブログに興味深い記事があるので貼っておきます。
そのてぃーさんに、セガマスターシステムについて話をしたら、ファミコンやスーファミ、メガドライブは現地でも人気あるけれど、マスターシステムを話題にする人はいないと言われていました。アメリカのレトロゲームブームにおいてもマスターシステムは欧州だけの人気で、アメリカでは蚊帳の外なんですね。
とゆか、海外のマスターシステムソフトを200タイトル近く持っていると言ったら、それだけ持っているアメリカ人を見たことがないとまで言われました(笑)