現在、個人的に期待しているソフトが6月25日に発売が予定されているニンテンドー3DSソフト『ファイアーエムブレムif』。
このシリーズは全部とはいかないですが、一番最初に発売されたファミコン版をリアルタイムでプレイしているので、それなりに思い入れがあります。
今作はシリーズで初めてマップやシナリオや仲間になるキャラクターが異なる2バージョンパッケージとして発売され、前作『ファイアーエムブレム覚醒』から導入した有料ダウンロードコンテンツも用意されているようです。
一部で「有料ダウンロードコンテンツありきの内容か?」と危惧される方もいるかと思いますが、公式サイトでは単品シナリオでも前作と同程度のボリュームであることを明記しているので、ボリューム面では安心しています。
一部ネットでは分割商法や有料ダウンロードコンテンツに批判があるけれど、どれも声だけが大きい外野しか批判していないし、むしろ好きなゲームをさらにお金を払うことによってより楽しめるならファンなら嬉しいと思うんだけどなあ(もちろんフルプライスで買わせる以上、有料ダウンロードコンテンツを買わなくてもある程度のボリュームを保障している前提で)。
事実、『ファイアーエムブレム覚醒』発表時にも有料ダウンロードコンテンツについて批判の声が挙がりましたが、それでも歴代シリーズでも上位に入る45万本セールスを達成したので、買った人の多くは事前に有料ダウンロードコンテンツを理解の上で購入し、それを受け入れられた証拠でしょうね。
もし受け入れられなかったら、ニンテンドーDSで発売された『ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣』(26万本)や、シリーズ生みの親である加賀氏が最後に手掛けた『ファイアーエムブレム776』(10万本)を超えるセールスにはならなかったでしょう。
その45万本セールスのうち、5本は私ですが(笑)
ちなみにパッケージ版は2本、ダウンロード版は3本所有しています。
そうそう、近年の『ファイアーエムブレム』シリーズは初心者向けの救済処置(難易度選択や中断セーブや死んだ仲間が次のマップで復活など)が充実していて、初期のファンから「らしくない」という声も聞きますが、シリーズ二作目の『ファイアーエムブレム外伝』では早くも初心者向けの救済処置が実装していますし(だからこそ外伝扱いかも知れませんが)、それにマニアの意見をまともに聞いていたらシリーズ最高難易度を誇る『ファイアーエムブレムトラキア776』のような作品に仕上がってしまうので、間口を広げるためにも任天堂が下した英断は正解だったと思います。
というか、近年のシリーズがぬるいと批判している人たちはまともに『ファイアーエムブレムトラキア776』をクリアできるんですかね?(笑)
…難しいとはいえ、普通にクリアできる人はいるとは思うんですけどね(笑)
私は挫折しましたが(爆)
最終的にパッケージ版が発売されましたが、元々『ファイアーエムブレムトラキア776』はパッケージ版ではなくニンテンドーパワーによる書き換えサービスでの販売方法をとっていたこともあってか、かなり実験作っぽい作りなんですよね。
特に、武器は耐久性(使用回数)があるくせに、武器を購入するための資金を調達するには「敵を捕獲する」のが一般的な方法で、その捕獲できる確率はかなり低く、下手をすれば死ぬ(笑)
また、本作では「疲労の概念」があり、この疲労がなくなると次のマップではそのユニットが使えなくなるので、お気に入りの一軍ユニットだけでなく、補欠の二軍ユニットまで育てる必要があり、それが難易度を上げている要因となっています。
後に発売されたファミ通の攻略本では、「最低限クリアする為の手引書で、高ランクでのクリアは保障していない」みたいな記述があり、つまりプロのゲーマーでも泣かされるほどの難易度であることは理解できるかと思います(笑)
『ファイアーエムブレム776』はシリーズ生みの親の加賀昭三氏最後のシリーズ作なので、近年のシリーズを批判するような初期からのファンならば『ファイアーエムブレムトラキア776』は同シリーズの売りであるシビアさを追及した決定盤と呼ぶべきタイトルのはずなんですよね。
近年のシリーズを単に気に食わないだけならそれはその人の好みの問題なので仕方ないですが、近年のシリーズを見て「ファイアーエムブレムシリーズは終わった」と言うのであれば、それはその人が今の流れについていけないだけにしか見えません。
本当に終わったのであれば、(彼らにとっての)シリーズの決定盤である『ファイアーエムブレムトラキア776』の数倍の売上にはならないですからね(笑)
「トラキア776はスーファミ最末期のタイトルだからプレイした人が少ないだけでは?」という声もあるかと思いますが、一般ユーザーならともかく、初期シリーズを神格化しているようなファンなら買っていて当たり前です。というか、ゲームを買わずにゴチャゴチャいうゲハ脳なヤツはファンを語る資格はない。
つまり、初期からのファン以上に新規のファン層を獲得することに成功しているのは売り上げが全て証明しているので、時代に合わせた作品作りとしては任天堂の判断は正しいとさえ思ってきます。
こんなことを書いているとトラキア776をディスっていると思われるかも知れませんが、きちんと買っていますよ!
実質『ファイアーエムブレムトラキア776』は3本買ってきて、一番最初のはパッケージ版を発売直度に購入し、残り二本はわざわざ任天堂にSFメモリーカートリッジを持ってきて書き換えてもらいました(笑)
さて突然ですがここで問題です。このSFメモリーカートリッジの中から『ファイアーエムブレムトラキア776』が入っているカートリッジはどれでしょう?
しかし、自分でも思うけれどよくこれだけのカートリッジを集めたなあ(笑)答え。所有者である自分でもわからん!(爆)
この中でお気に入りのカートリッジは『奇々怪界-謎の黒マント-』『奇々怪界-月夜草子』の2本を入れているSFメモリカートリッジです。傑作アクションゲームが一本のカートリッジで遊べるなんてお得すぎです(当時の書き換え料も一本1,000円だったのも嬉しかった)
話が脱線しまくって何を書いているのかわからなくなりましたが、『ファイアーエムブレムif』は難易度の低いといわれている『白夜王国』のパッケージ版を購入する予定です。最終的に3シナリオに分かれるとはいえ、私自身の遊ぶ時間的な問題で、きっと1つのシナリオで満足する可能性が大きいですしね。
もし1シナリオが物足りなく感じたとしても、4,700円という低価格ならそこまで高い買い物でもないですし(笑)
とりあえず、どんな仕様でも私は受け入れるけれど、
カミュみたいな極悪なボスだけは勘弁して!!(笑)