ゴールデンウィーク終盤の5/4、秋葉原ではレトロPC&ゲームの同人イベント『マイコンインフィニット☆Pro-68k』(以下、MI68)が開催されました!
当日、私は出勤日ということもあり午後からの一般参加となりましたが、いきなり入場規制が入り、会場前は長蛇の列(やや誇張)ができていました。昨年の今頃に池袋で行われた第一回の頃とは大違いです。回を増すたびに認知度が上がっているのを実感します。
30分ほど外で待ったところで入場制限が解除、無事中に入れたのですが…
中は凄い熱気で、過去二回のイベントと比べても比較にならないほどの盛り上がりようでした。会場は第一回目の池袋の会議室の三倍ほどの面積なのにも関わらず、人が埋め尽くされ、いかに注目度があるイベントだと思い知らされました。
会場に入ったと同時に入場料(300円)を払い、最初に目がついたのは「株式会社シャープ」さんのブース。
…というか、企業も参加してるなんてすげえ!
そのシャープさんのブースの目玉はX68000復刻筺体の展示。
一般に展示するのは今回が初めてのことのようで、このイベントに来られた方の目的の多くはこの復刻筺体かも知れません。
実際に見て、独自のデザインの再現性だけでなく筺体の材質なども拘った作りで、コストがかなり掛かっていそうですが、高くても買う人はいそうなクオリティでした。
「BEEP SHOP」さんのブース。
今発売したら色々とやばめなFM-7の『ロリータシンドローム』が!
名前だけは昔から知っていましたが、本物をこの目で見るのは初めてです!
あとは海外マスターシステムのソフトが何本か売られていましたが、『SAGAIA(ダライアス2)』が10,000円とやや高価にも関わらず売れてしまったようです…というか、ユーザーでシューターならこの値段でも安いぐらいかもですが(笑)
あとBEEPさん、昨年は職場まで出張買取に来ていただき助かりました。まさか査定に半日も掛かるとは思っておらず(ソフトだけで300本はあったかも)、本当にお疲れ様でした。
「ウゴウゴアミーガ」さんではAmigaのプレイアブル出展。相変わらずタイトルが濃い。とても興味深いソフトを見させていただきましたが、その中で気になった撮影したものを挙げていきます!
●ドラゴンズレアー
往年のLDゲームの名作のAmiga版ですが、媒体はなんとフロッピーディスク!
あの滑らかなアニメーションをフロッピーディスクという限られた少ない容量で再生してしまった驚異の移植です!
なおサークル主催者の話によると、年々フロッピーディスクが劣化しているそうで、この『ドラゴンズレアー』も2本所有しているうちの一本は読み込まなくなったので、ハードだけでなく、ソフト(媒体)の保存の難しさを思い知らされます。定期的に稼働させるといいみたいです。
●ソニックブーム
●ドラゴンブリード
どちらも家庭用では移植例のない同名アーケードゲームのAmiga版です。『ソニックブーム』はセガの縦スクロールシューティング、『ドラゴンブリード』はアイレムの横スクロールシューティング。
せっかくなんで『ドラゴンブリード』を遊ばさせてもらいました!
当時のアーケード移植物なので、近年の「1ドットの狂いのない完璧移植」とはいかないですが、オリジナルの雰囲気をよく再現されています。
また上品な日本産のゲーム機の音源とは違い、Amigaは分厚い音源が特徴で、こればかりは実機で聴かないと味わえないでしょうね。
●ニンジャウォーリアーズ
これまたよく出来た移植で、画面の上下をマスクすることによってアーケードの三画面の比率をなるべく近づけ、PCエンジン版ではオミットされた戦車のシーンも再現し、あのメガCD版に迫る移植度を誇ります。
●レースゲーム(?)抱き合わせ集(笑)
パッケージを見ただけじゃ分らないですが、
『ターボアウトラン』(セガ)
『チェイスH.Q.』(タイトー)
『ハードドライビン』(アタリ)
『パワードリフト』(セガ)
のカップリングソフトで、車モノという括り以外はメーカーもジャンルもバラバラですが、そのアバウトさが洋ゲーらしくて素敵です(笑)
この記事を書いている私もかなりアバウトな人間ですが。
あとは適当に撮影したAmigaソフトのパッケージを貼っておきます(手抜き)
こうやってパッケージを見てみると、日本のハードでは移植されなかった日本のアーケードゲームの多くがAmigaに移植されていることがわかります。
この時期の日本のアーケードゲームは世界から見てもすごく魅力的に見えたんでしょうね。日本では比較的マイナーなタイトルまで移植しているのを見ると、なるほど秋葉原中のレトロゲームが外国人に買われまくるのも納得。
「MEGA-NEOπ」さんでは、ゲームギアでマスターシステムやMSXソフトが遊べるアダプターを展示していました。
他にもNOMAD(携帯メガドライブ)で自主制作(?)のマスターシステム版『グラディウス』(一面のみプレイ可)をプレイアブル展示されていました。上の画像に自分の顔が映っているのがアレですが(笑)、これを遊んでいるとマスターシステムにグラディウスが出なかったのが悔やみたくなりました(笑)
だってさ、マスターシステムにはR-TYPEもSAGAIA(ダライアスII)もファンタジーゾーンも出ているんだぜ!
マスターシステムソフトが遊べる改造ゲームギアはなんと3Dグラス対応ソフト(スペースハリアー3D、アウトラン3Dなど)にも対応。
フレーム単位での立体視の同期を取るのが大変だったと思いますが、実機で遊ぶのと遜色がない再現度でした!
ちなみにこのゲームギアはなんとTFT液晶に代えてあり、ゲームギアとは思えない明るくてはっきりくっきりした画像で遊べるのが魅力的でした。これなら3万でも5万でも出しても高くない買い物ですね。そもそもジャンク品であってもいまやゲームギアはレアなので、改造するにも色々と敷居が高い感じです(秋葉原でもゲームギア本体はなかなか入荷しない)
「LYNXやらないか」さんでは、サークル名の通りアタリの携帯ゲーム機『LYNX』(日本製&台湾製)を展示していました。
あまりにもの巨体さで、つい私のNEWニンテンドー3DSと比較しました(笑)
この迫力、もし強姦に襲われても相手を撲殺できるサイズにうっとりしますが、これを「携帯ゲーム機」と言い張るガイジンは進撃の巨人並の大きさなんでしょう。きっと(偏見)
あまりLYNXをおちょくるとサークル主催者のてんいちさんに叱られますが、彼はなんと19歳の青年!たぶん、サークル参加者の中では最年少でしょう。
というか、周りはおっさんばかりだけど(笑)このLYNX、てんいちさんの父上から引き継いだゲーム機だそうで、彼が唯一購入した『上海』(日本語マニュアル付き)以外は元々彼のお父さんの所有物だったそうです。親子の会話もマニアックそうで気になるところですが、これでLYNX界も安泰ですね!
他にも紹介していないサークルさんがありますが、残りは私の友人のkaoさんのアドバイスで次回の更新分にまわします。
なお、今回紹介したサークルさんですが撮影やブログ掲載することは事前にご本人に許可をもらっていますが、今回のイベントに参加された方は知り合いが多く(そもそもMI68主催者のあるきちさんもその一人)、許可は比較的スムーズにできて助かりました。それと同時に世間の狭さを思い知ったのですが(笑)
しかし、いつもネタ記事ばかりしか書いていないうちのブログを見たサークルさんに後で叱られないか恐いのですが。ガクブル…