『桃太郎電鉄』シリーズの生みの親であるさくまあきら氏と権利元のコナミデジタルエンタテイメントが揉めてシリーズ終了の危機とネットでは騒がれているようですね。
つか、Yahoo!ニュースのトップ記事に扱われているし!
当事者じゃないし、桃鉄を最後に新品で買ったがゲームギア版『SUPER桃太郎電鉄III』(20年前!)なのでファン視点で語ることはできないのですが、ネットでのゲーム好きの意見を見る限りコナミが悪者扱いになっていますね。
事情を知らなければそういう意見になるのは仕方ないと思います。
しかし、桃鉄はともかく、自社コンテンツが打ち止めにされるのは単純に利益が望めなくなったという理由が主だろうし、それを全部メーカーに押し付けるのは酷だよなあ。
それに今回の桃鉄騒動があったにも関わらずコナミの株価には影響しない時点で桃鉄の影響力はその程度のモノだし、コナミとしてはさほど痛手とは思ってないんでしょう。
ゲーム好きとしてはやりきれないですが。
でもさ、ここ数年間、桃鉄シリーズ最新作が出ていないということは、10代以下の若いゲーマーは桃鉄を知らなくて当たり前の世代(少なくともシリーズ末期は新作が発表されていても世間的には注目されなかった)なので、彼らが今回の騒ぎをみてもピンと来ないと思います。
コナミとしてはゲーマーの世代交代のタイミングで桃鉄をコンシューマからソーシャルに切り替えたかったようにも見えますが、あくまでコンシューマにこだわるさくま氏との対立が確執を生み出した原因のようにも見えます。
これは外部の人間から見た私の意見にすぎないですが。
名誉のために名前は伏せておくけれど、
「●●社が酷い!」
「担当の●●が握り潰した!」
とTwitterで発言し、さらに自分に都合の良い擁護派の意見を集めて、
「桃鉄の続編を期待している人はこんなにいる!」
「●●社は嘘つきだ!」
と言いまわっている某作者さんの意見を見ると、業界で長年やっている人間とは思えない非常識な人間が作っていたんだなと色々とがっかりします(もちろん作品には罪がない)。
というか、コナミに吸収される前にもハドソン社員をブログでDisってじゃないですか!
あの発言を一度でも見ていたなら、
コナミ関係なく桃鉄は終わっていたと思った人は多いはずです(笑)
個人的にですが、さくま氏の主張とは裏腹に桃鉄ソーシャル向けだと思うんですよね。
例えば、課金することでスリの銀二をスルーできたり、
課金することでキングボンビーをスルーできたり、
…そしてもっとも重要なのが…
課金で女湯に突入できたり!
桃鉄シリーズといえば女湯、それを課金額によって各温泉地の女湯のグラフィックを見られる仕様にすれば従来のファンのみならず多くの新規男性ユーザーを獲得できるはずです(笑)
みんな!女湯のためにも今後の動向を見守ろうぜ!
私としては「桃鉄はコナミが潰した!」という声に対し、「続編が出たら出たでマンネリと言いそうな連中しかいないだろ?」と言いたくなります。
同社の『ボンバーマン』もそうですが、これらシリーズは一般的なユーザーにしてみればマイナーチェンジにしか見えず、たまにシリーズは買っている人はいても、毎回発売日(あるいは発売直後)に新作を買っている人って見たことないんですよね。
コナミに吸収される前までハドソン作品を買い支えて応援し続けていたならともかく、今回のゴタゴタで思い出したようにコナミを叩くのを見るとハドソンに対する思い入れは所詮そんなものだと思います。
私なんてハドソン作品が配信されるたびにきちんと毎回購入していますが何か?(笑)
…それはさておきこれは私の昔話ですが、8年近く前に浅草で行われた飲み会で橋名人と同席した際(当時はまだハドソン社員で私の隣の席だった)、ファミコン時代の昔話をすることはできても、今のハドソンについては何も言えなかったし、同席していた人もまたそうでした…
申し訳ないけれど8年前のハドソンの空気からしてそうだったのに、むしろかつての栄光を失ったハドソンを拾ったコナミは凄いと思ったのが正直なところです。
ネットでは「コナミじゃなくて他の会社が買収すればよかった」という声が少なからずあるけれど、あの当時のハドソンを見て名乗り上げるような物好きな企業なんてどこにもないと思うんだけれどなあ。
ハドソンの名誉の為にいっておくけれど、モバイル方面に関しては優秀な会社でしたよ!