本日はセガ初の家庭用ゲーム機、『SG-1000』が発売されて32周年となります!おめでとうございます!
…とはいっても、私の初SG-1000は翌年に発売されたマイナーチェンジの『SG-1000II』からですが(笑)
リアルタイムの思い出といえば『オーガス』を遊んだ以外は思い出せないのですが、ソフトはメガドラ時代からちょくちょくと集めていたんですよね。
その一部がこれ。
他にも裸でソフトを持っていたりするので、学習ソフトなどの実用系以外は半数以上は持っているはずです。
正直、同時期のファミコンに比べると癖があるゲームが多いのですが、それでも『バンクパニック』『ゴルゴ13』は類似品が皆無なオリジナリティが高いシューティングとして今遊んでもいけますね。
そしてよく言われることですが、
「同時期にファミコンが発売されたせいでSG-1000は売れなかった」
は実は誤解のようで、むしろファミコンとの相乗効果もあってセガが想像してたよりも遥かに売れたようです。
『セガコンシューマーヒストリー』(エンターブレイン刊)掲載の佐藤社長(当時)のインタビューによると、当時の家庭用ハードは玩具としては高額商品とあって5万台売れれば成功だったようですが、このSG-1000はその3倍の15万台売れたようです。
その後改良を加えたSG-1000IIが発売され、さらに翌年に新ハードセガマークIIIを発売されるなど、セガがコンシューマー事業を始めるきっかけにもなったので、セガとしては成功したハードといえそうです。
そういえば、今思えば30年前後前はファミコンやSG-1000だけでなく、各社から数多くの家庭用ハードが発売されました。
バンダイはアルカディアやインテレビジョンや高速船、トミーはぴゅう太シリーズ、カシオはPV-1000&2000、エポック社はスーパーカセットビジョン、日本物産のマイビジョンなど、自分でも把握できないぐらい多くの家庭用ハードが80年代前半に発売されましたが、結局このハード戦争で勝ち残ったのは任天堂とセガだけなので、どれだけセガのSG-1000は売れたかわかると思います。
確かに普及率の面でファミコンには負けたかも知れませんが、それは単にファミコンが圧倒的すぎるだけで、それまでの家庭用ハードの中ではかなりのヒット商品といえそうです。本当に売れなかったらSG-1000IIは出なかったとも言われていますしね(笑)