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Channel: TVゲームをこよなく愛する駄目人間のブログ(略して「こよゲー」)
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お台場ゲームオンレポート2

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前回のレポートからだいぶ経ってしまいましたが、その続き。
 
今回の展示会、特別協賛がソニーということだけあってPS4のVRが目玉の一つでしたが、正午の時点で整理券はとっくになくなったそうで、いかに注目度の高いコンテンツだかを伺えます。
協賛がソニーとはいえ、プレイステーションシリーズだけでなく、ファミコン以前のハードから現在まで発売された家庭用ゲーム機が一斉に並び、そして実際に遊べるのだから、それはそれで圧巻です。
展示されたタイトルの中からごく一部のタイトルを紹介しようと思います。
 
●アタリVCS「インディ500」
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同社が後に出した『スーパースプリント』タイプの「一画面で表示されたコースを周回する」レースゲームです。この手のゲームって、自機が下方向に向いているときの操作が逆になって大変だよな(笑)
 
 
 
●ファミコン「ロードランナー」
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ハドソンのファミコン参入第一弾ソフトは海外のパズルアクションの移植でした。ファミコン初期ながら、全50面、エディットモード搭載のボリューム感が当時のファミっ子の心を掴み、ミリオンヒットを達成しました!難易度的にも、このファミコン版は手頃でよく遊んでいました。
 
 
 
●ファミコン「イーアルカンフー」
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『THE功夫』のコナミが放つ功夫アクション第一弾タイトル。元アーケードゲームですが、このファミコン版と、同時期発売のMSX版とでは、題材が同じながらも操作方法がそれぞれ異なることが印象的でした。
 
 
 
●メガドライブ「史上最大の倉庫番」
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メガドライブソフトを展示するならもっとタイトルがあるだろ!といいたくなりますが、久々に遊んだら全然序盤のところで詰んでしまいました…ところで250面全部クリアした人はいるのかな?
 
 
 
●NES「エリート」
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実際に触れてみて全く遊び方がわからなかったのですぐにやめてしまいましたが、ファミコンが苦手とするワイヤーフレーム表示を実現したその技術力だけでご飯三杯食えるゲームです。如何せん私には手におえないゲームなので、それ以上のコメントはカンベンしてー!
 
 
 
●スーパーファミコン「ポピュラス」
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数多くのハードに移植されたり、多くのフォロワー作品(ロードモナーク、ダイナブラザーズなど)が出るほどの影響力があった神視点のリアルタイムシミュレーションゲーム。展示品はスーファミ版ですが、各機種で操作方法が違うのは混乱したなあ。
 
 
 
●プレイステーション「ファイナルファンタジーVII」
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90年代半ばの次世代機戦争はプレステでファイナルファンタジー最新作が発表されたことで終焉した、といっても過言ではないぐらいに注目度の高かったビッグネーム。今見てもこれが1997年初めのゲームとは思えないほどの圧倒的なグラフィックや演出ですね。そして、読み込み時間を待たせることなく戦闘シーンに突入するテンポのよさが秀逸。これをリメイクするのは並大抵のことじゃないですが、スクエニさんには頑張ってほしいところです。
 
 
 
●プレイステーション「MYST」
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マウスカーソルのクリックのみで進んでいくシンプルなシステム、美麗なグラフィック、独特な世界観、難解な難易度がカリスマ人気を誇ったアドベンチャーゲーム。今でもノーヒントでクリアできる自信がない…
 
 
 
●サターンボンバーマン
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PCエンジンから始まった多人数対戦型ボンバーマンのサターン版で、こちらはなんと10人まで遊ぶことが出来ます。この展示会でも対戦することができました(さすがに10人対戦の環境ではなかったけど)。今でもネットで多人数でボンバーマンを楽しめる環境を提供してくれると嬉しいんだけどなあ。ねえコナミさん?操作性極悪のスマホ以外で。
 
 
 
●ドリームキャスト「シェンムー」
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セガの大作オープンワールドRPG(当時はFREEというジャンル名が付けられた)。改めて見ても、とても90年代のゲームとは思えないグラフィッククオリティですね。というか、今のGTAシリーズを見た後でこれを見たせいか、「この時代にこれは無茶しすぎだろwww」と思ったのはここだけの話(笑)
 
 
 
●ドリームキャスト「ソウルキャリバー」
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ナムコドリームキャスト第一弾タイトル。見比べるとアーケード版さえも見劣りするほど圧倒的なグラフィックと、ナムコらしいボリューム感あふれる家庭用オリジナル要素が素晴らしい一本。ドリキャスでのナムコは期待してたのですが次の『ミスタードリラー』以降のリリースがなくて寂しい限り。それでも参入しながら1タイトルしか出さなかったニンテンドー64に比べればマシかと(爆)
 
 
 
●Xbox「鉄騎」
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ゲーム内容以上にその巨大コントローラが目を引く、3Dロボットアクションシューティング。使うべきボタンが多すぎて初心者には敷居が高すぎるゲームですが、これを遊ぶ為の環境を用意するのも敷居が高すぎです…こんな売れる見込みもないゲームをほとんど普及しなかったXboxにあえて移植したカプコンさんは漢(おとこ)です!
 
 
 
おまけ
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一部でバブル時代の象徴とも言われているパックス社のパワーグローブもまさかの展示。当時から「こんなバカグッズで19,800円じゃ誰も買わないよ!」と思ってたらクラスの誰も買ったところを見ず、ワゴンになっても誰も買わず、そんなニッチ過ぎるアイテムですが、まさか展示されるとは思ってもみなかったです(笑)
 
 
今回の展示会の感想ですが、歴史的なタイトルを展示物として各所から協力して貴重なレトロゲームを集めて遊んで体感してもらおうという姿勢は素晴らしいと思います。実際に、今回の展示会で初めて見るタイトルもかなり多かったし、アーケードゲームの場合、それをオリジナル筐体での展示はそれだけでも貴重な体験でした。
しかし、テレビゲームは絵画や造形物といった創作物に比べて一般に作者や経緯を知られてい無いのだから、その時代に何故その作品が生まれ、どのように評価されたのか、その点は川口で行われた「あそぶ!ゲーム展」に比べると弱いな、と思います。
また、展示タイトルの選別も謎で、歴史的タイトルといえる任天堂の『スーパーマリオブラザーズ』が展示されていないと思えば同社の『ウェーブレース64』が展示されていたり、メガドラの『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』がゲームキューブ版での展示だったり、コナミMSXソフトはセガサターンのエミュ移植版だったりと、オリジナル版を展示しない姿勢も疑問です。
そして耐久性の高いアーケードゲームはともかくとして、個人が遊ぶことを前提とした耐久性の低い家庭用ゲームを乱暴に扱う子供が多いせいか、いくつかのコントローラや電子ゲームの操作が無反応な状態にされていたのも残念でした。この時代のレトロゲームはもはや骨董品なので、監視の目を強化してくれないと、ただでさえ現存数が少ないレトロゲームがまた減ってしまうと切なく感じます。
 
厳しいことを書きましたが、1,500円で楽しめる展示会としては割りと満足で、特にオリジナル筐体でのセガ体感ゲームはそれだけで元が取れたと思うほどです。
展示は今年の5月までなので興味ありましたらゴールデンウィークを狙ってお台場へぜひ!
万が一、展示に満足できなくてもお台場には遊ぶところは他にいっぱいありますからね!(笑)

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