メガドライブソフト『雷電伝説』(マイクロネット)にはアーケード版のステージをクリアするとエンディングの後にスペシャルステージが存在するのですが、これが凶悪に難しいんですよね。敵はかなりの弾を撃ってくる上に、敵弾スピードがめちゃくちゃ速くなってるし、敵も固い、パワーアップアイテムがなかなか出ない、そして何よりも厳しいのが難しい癖にコンティニューが不可能なんですよね。当時はこのスペシャルステージをクリアするとテラドライブを貰えるキャンペーンが行われたのですが(バブル時代ならではの企画だ…)、当時の専門誌の読者レビューでは「マイクロネットはユーザーにテラドライブを与えたくないから極端まで難易度を上げている」という投書がありましたが、実際そう思いたくなるぐらい難しいです。一応クリア達成者はいたのですが、とてもじゃないけど人類とは思えん…。
時は変わって現在。いま愛用しているレトロフリークには中断機能があるのですが、
「これを使えばクリアができるんじゃない?」
と思い浮かび、さっそくデフォルトの難易度である「イージー」でプレイ。武器は扇状に弾を発射できるバルカンと、前方集中型のミサイルを装備。この組み合わせだと広範囲の雑魚に対応できるし、レーザーよりも前方方向への攻撃力の弱さをミサイルでフォローできます。この装備だと、イージーモードということもあって多くの雑魚は密着して連射すれば瞬殺だし、ボスも早く破壊できます。画面比率による敵と自機の距離感も、難易度イージーだと敵弾が遅くなるので、エンディングを見るだけならそこまで難しくはないかと。
そして、エンディング…
そして、スペシャルステージが始まるのですが、敵弾のスピードや敵の堅さが段違いに上がり、イージーからハードに一気にハードルが上がったのような難易度です。
エンディング終了の時点でレトロフリークの機能のセーブを使ったおかげでミスそのものは怖くないですが、本来ミスったら復活が困難な上にコンティニュー不可なのでこれが実機プレイだったら間違いなくパッドを投げつけています…(汗)
自機を100機以上潰して辿り着いた真のラスボス
そして、鬼のように固くて強いラスボスを倒し、感動の真のエンディング…
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この画面一枚でエンディング終了。マジで。
同社のメガCD用ソフト『ヘビーノバ』の発売を兼ねてのエンディングでしょうが、この難しさに見合うだけのエンディングかと思うと、怒りマックスアイマックスですね(笑)
まあ、通常のステージをクリアするときちんとしたエンディングが始めるので、スペシャルステージはあくまでおまけという扱いなんでしょうね。確かに最初のエンディングまでだったら、遊びやすいイージーモードのおかげで幅広い層に楽しめるゲームバランスなので、これで効果音がもうちょっと厚みのあるものだったら言うことないですが、数多く発売された『雷電』の移植の中でもなかなかの出来だと思います。
しかし、こんなに鬼難しいスペシャルステージを当時クリアして、テラドライブをもらったゲーマーたちには心から尊敬します。間違いなくメガドラシューティングでも最も難易度の高いタイトルの一つですから…
ちなみに、本当はメガドライブ版の『究極タイガー』(トレコ)をレトロフリークの機能を駆使してクリアしようと思ったのですが、そんなインチキをしても手に負えない難易度だったので、急遽『雷電伝説』に逃げ込んだのはここだけの話です(笑)
●ヤフオクでの戦利品
同じ出品者によるもので、合わせて2,000円ほど。
というかアームドFだけで1,200円(笑)
実はPS4アーケードアーカイブスで『アームドF』が配信されたのをきっかけで手に入れたものですが、ニチブツシューティングの中でも、難易度的にも、システム的にも、これが遊びやすくて一番すきなんですよね。PCエンジン版はユーザーからその移植度で酷評を受けているようですが、私は好きです!
ファミコン移植と思えばの話ですが(爆)