部屋を漁ってたら行方不明だった韓国マスターシステムソフト『ファンタシースター』が発掘されました。サムスン電子から発売された正規品です。
18年ぐらい前、『ユーズドゲームズ』(キルタイムコミュニケーション)の海外ソフトを扱う通販ページで購入したものです。確か一万円以上掛かった気がしますが、今のようにネット通販が一般的ではなかった時代だったので、個人で海外のソフトを入手するのが敷居高かった時代(ヤフオクもなかったし)。その手間を考えたらこの値段でも安いかと(笑)
ソフトの規格はリージョンもカートリッジの形状も日本版マスターシステムと同じ。つまり、日本の本体でそのまま起動することができます。
さっそく、レトロフリークにインストール。
セガマークIII用のファンタシースターとしてインストールされました。
画像では同じタイトルが3つ並んでいるように見えますが、一つはオリジナルのマスターシステム版、そしてもう一つはメガドライブで発売された『ファンタシースター復刻版』、そして最後は先ほどの韓国版です。並べてみると韓国版のタイトル画面が安っぽくなっていますが、これには事情があります。
とりあえず韓国版を起動。
比較として日本版の同じシーン。
ハングルフォントなのは当然として、文字サイズが日本版のフォントより大きいので、日本版では4行を使っていたテキストが、韓国版では2行しか使っていません。必然的にテキスト量も増えてしまうので、先ほどの簡素化されたタイトル画面や、日本では対応していたFM音源には非対応、セーブ時のネームエントリーの廃止、一部モンスター(ドラゴンなど)が小型化されるなど、ゲームに支障がない部分は徹底的に容量を節約していることがわかります。
日本版でもテキストをカタカナオンリーにするなど、容量がギリギリだった痕跡も見られるので、余裕がない容量の中でローカライズを担当した人は大変だったんじゃないかなと想像できます。
ちなみに韓国版はラスト近くのエアキャッスルまで辿り着きました。当時は韓流ブームが起きる5年以上昔の話でハングルに触れる機会もなく、お恥ずかしいことに文字が全然読めなかったので(涙)、ノートにハングル文字でアイテムやマジックの対応表をメモりながら遊びました。ハングルを解読するところからゲームの攻略が始まっているようなもので、本来のゲームとは別の意味で長く楽しめました。現実世界の一般人が異世界に飛ばされるファンタジー物の主人公の気持ちってこんなものなのかなーって(違)
今回、久し振りに起動してせっかくほぼラスト前に辿り着いたセーブデータが消えてしまいました…(涙)
レトロフリークならデータの喪失の心配はありませんが、当時としても厳しいバランスのゲームを再びプレイするのはさすがに無理っぽいです…そして、今もハングル読めないし(爆)