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Channel: TVゲームをこよなく愛する駄目人間のブログ(略して「こよゲー」)
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レトロフリークネタ

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しこしこレトロフリークでインストール作業して、今は2,055タイトル。さすがにスローペースになってきましたが、これでもまだ3GBも使っていないのは凄い。それだけ昭和のゲームは容量を使ってないんでしょうけれど(笑)
 
そして、先日ハードオフ武蔵小山店で買ったスーパーファミコンの『鬼神童子ZENKI 烈闘雷伝』(ハドソン)をプレイ。
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1995年というスーファミ末期のタイトルだけあって極まったようなグラフィックの描き込みは素晴らしいですね!この頃のハドソンはPCエンジンで高クオリティのビジュアルシーンを持つタイトルを数多く出していましたが、このタイトルでも容量が少ないスーファミながらもその才能がいかんなく発揮されています。一枚絵のイベントシーンや、ゲーム中のグラフィックも、今の目で見ても凄いものを感じます。
アクションゲームとしてもよく出来ていて、2段ジャンプや、L&Rボタンを使ったダッシュやバックステップなど、操作性快適でなおかつ動きも豊富で、この出来でユーザーからあまり評価されていないのを見ると、やっぱこの時期のアクションは厳しかったのかな、と思わざるを得ません。版権モノということもあってお子様向けのように見下されていたのも要因かも知れませんし、実際に難易度はかなり抑え目になっていますが、個人的には同社の『鋼 -HAGANE-』に匹敵するアクションゲームだとは思います(マニアックで硬派なアクションと手軽でライトなアクションという違いはありますがボタンをほぼフルに使う多彩なアクションという共通点がある)。
しかし、この時期のアクションで売れたタイトルって『星のカービィ スーパーデラックス』『スーパードンキーコング』『ヨッシーアイランド』といった任天堂ブランドだけですものね…サードパーティにとって2Dアクションが冬の時代に突入してたという印象です。
 
そしてハドソンといえば、『ボンバーマン』も忘れてはいけません!
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改めてファミコン版の爆発音を聴いたのですが、凄い重みのある音で、PCエンジン版やスーパーファミコン版よりも全然いい音を鳴らしています。容量の半分を音関係に使ったそうですが、CDロムどころか、メガロム以前の作品で音に力を入れたゲームってこれが初のように感じますがいかがでしょうか?
 
そういえば音だけに力を入れたゲームも存在しましたね。セガサターンのリアルなんとかサウンド風のなんとかリグレットみたいなタイトルだった気がしますが(笑)
 
 
 
 
●PCエンジンにもっとシューティングを出して!
1994年に発行された『PCエンジンFAN』(徳間書店)の読者ページにて。読者の「PCエンジンの新作スケジュールにシューティングゲームがほとんどない。もっとシューティングゲームを出して!」という意見に対する、シューティングメーカー(?)の各社のコメント。
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この1994年というのは年末にはセガサターンやプレイステーションといった次世代機が発売された、まさにPCエンジン末期での投書ですが、当時はどこいっても対戦格闘ゲームブーム、PCエンジンではCDロムの大容量パワーをいかしたギャルゲーに注目が集まるようになり、事実、この記事を載せた『PCエンジンFAN』「これ、女性声優雑誌か?」と思うぐらい声優にピックアップするような誌面になりましたからね。
 
前年の1993年末に発売された『スーパーダライアスII』(NECアベニュー)はPCエンジン最後の横スクロールシューティグ&アーケード移植シューティング(スペースインベーダーがこの後に控えているけれど実質スーファミ版の移植)となったので、ソフトが完成しても受注が集まらず発売中止もやむを得なかったのもあるんでしょうね。だからあの『スペースファンタジーゾーン』(NECアベニュー)もほぼ完成しながらも未発売になったと。
 
これに関して、かつてPCエンジンのキャラバンシューティング『ソルジャーブレード』を手掛けた、元ハドソン社員るら坊さんの発言
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なんと1992年で打ち切られたシューティングキャラバンは1993年も続行される予定があったようです。
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メディアはHuカードで、開発はある程度は進んでいたようですね。この時期のPCエンジンはほぼHuカードからCDロムへ以降していったので、もしこれが発売されていたら実質最後のHuカード作品になった可能性もあったと思います。
PCエンジン関係者はシューティングを作ることに消極的だったようで、シューティングを作る機会を失ったるら坊さんは後にRPG中心に作らざるを得なかったようです(天外魔境ZERO、天外魔境カブキ伝など)
 
もっとも、PCエンジン市場でシューティングが衰退したのはアーケードシューティングがハードのスペック差の問題で移植が難しくなったのも考えられますが、この時期のアーケードゲームは対戦格闘ゲームを基準に「1分100円計算」でバランスを調整していたので、東亜プランの『達人王』のようにマニアでも裸足で逃げ出すレベルのゲームばかりだったこともあり、もし移植されていっても一般層には馴染めずそのまま衰退していったと思います(汗)
 
その後にアーケードでは『ダライアス外伝』『レイフォース』『サイヴァリア』『魔法大作戦』『ガンバード』『ストライカーズ1945』『極上パロディウス』『ツインビーヤッホー』といった、今でも名作と呼ばれるシューティングが相次いで発売されましたが、その後、アーケードシューティングの主流が弾幕系になり、その反面、横スクロールシューティングはほとんど出なくなったのを見ると、名作と呼ばれたシューティングをもってしても世間の評判とは異なり、実際はそこまで売れなかったのかな?と思ったりもします(どうしたって格闘ゲームのインカムには敵わない)。
その弾幕シューティングを近年まで出し続けたケイブも、そのゲームのキャラクターグッズを売りながら何とかやっていた印象だったので、シューティングだけを売るのは厳しかったと想像できますが…
 
ネガティブな話になりましたが、エムツーによるシューティング移植&新作によってまたシューティングゲームが盛り上がってくれることを期待しています!

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