先日、セガの休眠IPがリバイバルされるという話があったけれど、過去にプレイステーション2で展開された初期のSEGAAGES2500シリーズを見るとあまり期待できないんですよね。今のクオリティに見合う作りにするには(これは私の素人考えでしかないですが)新作並みの予算と期間が必要で、休眠させるほどニーズがなくなったコンテンツにそれ相応の投資ができるほどの余裕が今のセガにあるか疑問だったりします。以前、D3パブリッシャーと組んで展開した初期SEGAAGES2500はまさに低予算で作られたようなシュールな出来だったけれど、あの当時よりもコンシューマタイトルが売れなくなってきたので色々と絶望です(汗)。
だから昔からのディープなセガファンが求めるマニアックなタイトルも出ないだろうし、セガファンが望む形で出ることもないだろうなあ。リンク先に挙げられているタイトルも『ジェットセットラジオ』『ベア・ナックル』『バーチャファイター』といった割と無難なものばかりだし、セガ体感ゲーム黄金期あたりの作品やセガサターン以前のセガタイトルが出ることも厳しそうですね。そもそもその当時のスタッフが今でもセガにいるのかも疑問だし、リバイバルするにせよ『アウトラン』だったら少なくとも初代から2みたいな進化は欲しいし、SEGAAGES2500シリーズみたいな安っぽいリメイクならば要らない(笑)
とはいうものの、以前NintendoSwitchなどで配信された『ワンダーボーイ ドラゴンの罠』のリメイクを見るとまだまだ可能性があることが望めます。
しかし、セガとしても『バーチャファイター』は休眠IP扱いだったんですね…(汗)
コナミは過去の遺産を潰しまくっていると言われることはわりとあるけれど、今のセガコンシューマを見るとぱっと思いつくだけで『龍が如く』『ファンタシースターオンライン』『初音ミクProject Diva(Mirai)』『真・女神転生』『ペルソナ』『世界樹の迷宮』ぐらいしか動いてないし、セガ体感ゲームや一部のセガハード対応タイトルの移植の使い道以外はIPを死蔵ばかりしている印象。しかも今継続中のIPのうち半数ぐらいはアトラス作品だし!
というかアトラスをセガグループに引き入れてよかったなセガ(爆)
ここまで書いて、かつてセガにも十年以上死蔵してたIPの続編をいきなり発表してたのを思い出した!
それは…
サンダーフォースVI!!!!!!!!!
…セガの休眠IPのリバイバルはあまり期待しないでおこう…でも、同じく十年以上ぶりの新作であったゲームボーイアドバンスの『アドバンスガーディアンヒーローズ』(開発:トレジャー)は結構面白かった(笑)
そういえばカプコンも休眠IP活用の話があったけれど、コンシューマ限定で有名どころだと『ロックマン』『デビルメイクライ』『鬼武者』『ビューティフルジョー』あたりがそれに当たるのかな?『ロックマン』に至ってはかなり前から生みの親の一人である稲船さんがシリーズ復活に向けて色々と頑張ってましたがシリーズ復活に至らずに独立して似たようなスクロールアクションを出した事情があるのであまり期待しないようにしています。ニコニコ動画で「(ロックマン2の)エアーマンが倒せない」が一時期ブームになったけれど、それが売り上げに結びつかなければ投稿動画の人気だけじゃ上層部を動かす事もできないんだろうし。新作の企画の際にニコ動人気にすがってた稲船さん可哀想だったけど(涙)
ナムコ(バンダイナムコになる以前のIP)の場合はオープンIPをやってたけれど、あれは復刻のためのプロジェクトじゃないのでこの2社とは勝手が違うんだけれど、素材を提供して何ができたかというと結局オリジナルから抜け出せずアレンジで留まったものが多く、あまり成功したように見えないんですよね。ファンが思い描くIPの使い道って素人なら色々思い付くかも知れないけれど、それを商用にするには敷居が高すぎるんだろうなあ。
●iOSの大魔界村を買ってみた
さすがiPhone、メガドラ・スパグラ版と比較にならないグラフィックです!(当たり前)
…ですが、まともに操作できない!!
ただでさえ激難易度のゲームなのに、左右の移動としゃがみ、ジャンプと攻撃のボタンが離れているから瞬時な操作ができないんですよね。セールで120円(ただし19日まで)だったから文句ないけど。
カジュアルモードだと『超魔界村』のように二段ジャンプができるのは爽快ですが、むしろこれはコンシューマ移植に搭載して欲しいですね、今後移植されるのであれば。最近、カプコンのコンシューマへのレトロ移植は、セガと同様動きがないから期待半分だけれど。