かつて存在したゲーム雑誌『ドリームキャストマガジン』(ソフトバンク刊)に連載されたサムシング吉松先生の漫画『セガのゲームは世界いちぃぃぃ!』でいつもネタにされていたソフトといえばコレ。
セガファンの間で「永遠に未定です」で有名な、未発売で終わったセガマスターシステムソフト『アウトラン3D』がニンテンドー3DSのセガ3D復刻プロジェクトで復活するじゃないですか!
発売時期や価格は未定ですが、唯一発表されたのがこちらのタイトルロゴ。
すでにご存知の方がいらっしゃるかと思いますが、私、嘘をついていました(笑)
当然、移植されるのはアーケード版です!
セガ3D復刻プロジェクトの体感筐体モノもメジャーどころは大半揃いましたね!
ポリゴン採用以前のタイトルで、残る鈴木裕作品は『ハングオン』『パワードリフト』でしょうか?この流れを見ると、今となっては見た目が地味な『ハングオン』は難しそうですが、『パワードリフト』なら可能性が多少ありそうですね。
そういえば人気の割に初代『アウトラン』の完全移植版ってあまりないんですよね。
数少ない例のセガサターン版にはオマケで60fpsモードがあり(アーケード版は30fps)、動きがかなり滑らかな反面、爽快感が半減してしまった感がありますが、実験的なオマケとしてはよかったです。今回の3DS版もそんなオマケを入れて欲しいですね。
個人的にはメガドライブ版や『アウトラン3D』のオリジナルBGMのアレンジがあれば最高なのですが。
そうそう。先ほど「60fpsは滑らかすぎて爽快感がない」と書きましたが、逆に動きがカクカクなら迫力があるかと言われたらそれはノーで、20fpsもないと思われる『アウトラン3D』がそれを教えてくれました。
前にも書いた気もしますが、この『アウトラン3D』はタイトルが示すように3Dグラス対応ですが、その弊害で処理がかなり重くなり「15fpsあるかどうかも怪しいほど」動きがカクカクしています(笑)
この『アウトラン3D』、日本版マスターシステムで起動させるとFM音源対応になり、多くの曲は新曲と差し替えになりましたが、どの曲もなかなかの出来栄えでした。
しかし、動きは明らかに前作セガマークIII版が上で、正直この完成度なら発売中止で結果的によかったと思います。
現在の入手方法ですが、ヤフオクではたまに見かけますし、ebayでも定期的に出品されますが、世界的に人気なのか、相場は軽く一万(100ドル)超えることがあるので、購入の際にはコレクターズアイテムであることを意識する必要があります(笑)