バンダイナムコエンタテイメントのニンテンドー3DSソフト『ドラゴンボールZ 超究極武闘伝』の初回特典であるスーパーファミコン版『ドラゴンボールZ 超武闘伝2』のダウンロードコードを今頃になって使用しました(笑)
権利の問題か使用されているBGMが差し変わってますが、原曲の雰囲気をイメージして作曲したせいかあまり違和感ありません。今でも現役でスーファミ実機で遊んでいる人ならば気になるかも知れませんが、私のように高校生以来久々プレイする人間にはどこまで気になりませんでした。
なお3DS版のインターフェイスは、バーチャルコンソールのようにどこでもセーブができませんが、画面サイズを変更したり、マニュアルがゲーム中でも見られたり、最低限のところはおさえています。また3DS版は完全に一人用として作られているので、スーファミ版にあった対人戦モードも通信対戦に対応することなくオミットされています。所詮ゲームの特典なのでそこまで求めるのも酷かも知れませんね。
シリーズの特徴であり、原作の派手なバトルシーンを格闘ゲームに再現するために採用した、離れた距離にいるキャラクターを分割線(デュアルライン)により同一画面内に表示させるデュアルスクリーンシステムは今見ても秀逸。処理もスピーディで、プログラム技術的にも高いレベルにあるかと思います。BGが2枚使えるスーファミならではの処理ですが、その処理をこんな形で採用しているのを当時見て感心した覚えがあります。ここら辺のこだわりはキャラゲーのバンダイ(当時)の意地でしょうね。あのワークシステムワークスでさえ衝撃を受けたほどらしいですし。
初代は技が出にくいなど作り手に手馴れていない部分もありましたが、2作目になると対戦格闘ゲームとしての完成度が一気に上がって、なるほどゲームの初回特典に2作目が選ばれたのも納得します。3作目も悪くない出来ですが、こちらはいわゆるストーリーモードがなく対戦メインのゲームになっているので、対人戦を付けるかどうか…という部分で3作目は移植から外されたんでしょうね。
移植クオリティは、いかんせん私が最後にオリジナルのスーファミ版を遊んだのが20年ほど前なので記憶が薄いですが、BGM以外は忠実のように思えます。
ただ、3DSのスーファミバーチャルコンソールはNew3DS専用だったのに対し、こちらは旧3DSでもプレイできるので、エミュではなく目移植なのかな?
なお使用する容量は299ブロックで、スーファミバーチャルコンソールの使用容量は70ブロック前後。多少の差ならともかく、4倍以上の差があるということはやっぱ目移植でイチから作っているんだろうなあ…特典に対して情報も少なく、よくわからないけれど。