スーパーファミコン用ソフトとして発売された、スクウェア(現スクウェア・エニックス)の名作RPG『ファイナルファンタジーVI』が発売されてから、本日で20年目を迎えます。
というか、先月のメガドライブ版『バーチャレーシング』と同様、あの衝撃から20年目に突入というのがビビります(笑)
どうりでおっさんになるわけだ(爆)
当時スーパーファミコンユーザーではなかったのですが、初めて『ファイナルファンタジーVI』のグラフィックを見た時、
「いよいよテレビゲームのグラフィックもここまで来たか」
と衝撃を受けました。
それまで発売されたスクウェア製RPGはグラフィックは決して悪いものではないのですが、キャラクターサイズが縦横16ドットのファミコン時代のサイズで、ファミコンの延長上のグラフィックでしかなかったんですよね。
それが6作目でいきなりグレートが上がったのですから、もうゲーム内容とか関係なしに、こんな凄いグラフィックのゲームで遊べるスーパーファミコンユーザーが羨ましくて仕方ありませんでした。
もっとも、定価11,400円という光栄価格(?)にも衝撃を受けたんですけれどね(笑)
『ファイナルファンタジーVI』が発売された時には「スーファミではこれ以上グラフィックが凄いRPGは出ないだろう」と思っていましたが、その一年も経たずに同社からさらにグラフィックの質が上がった『クロノトリガー』『フロントミッション』が発売されたものだから、(当時は次世代機ブームであったものの)スーパーファミコンはまだまだ戦えると思っていましたし、実際に次世代機対応ソフトの開発に慣れきっていないメーカーの作品よりもクオリティが高かったです(次世代機ブーム初期のポリゴン処理はまだキワモノ的扱いだった)。
レトロゲーム厨の「ゲームは見た目じゃなくって中身」という意見も目立ちますが、ユーザーの目を引くような説得力がなければ、いくら中身がよくってもユーザーは食いつきません。やってみて面白いゲームでも見た目がよくなければ面白そうに見えないし、少なくとも当時のスクウェアRPGにはその水準に達していました。
まあ実際にやってみて面白かったんですがね(笑)
当時メガドライバーだった私は悔しくて悔しくてたまらなかったのですが、1995年末に発売された『ルナ エターナルブルー』のおかげでだいぶ救われました。あの作品はスクウェアRPGに十分に対抗し得るクオリティだと思います。