先日の日曜は京急蒲田のあるPioで行われたレトロPC&レトロゲームの同人イベント・レトロエクスプレスに行ってきました。
画像にあるポスターイラストを手掛けたのは、個人的にコミケ会場でしかお会いしたことがないレアキャラ(?)の、まいまい堂さん。さすがにお住まいの京都からは遠い事もあって不参加でしたが、次のコミケでお会いできればと。
会場に着いたのはお昼の結構遅い時間で、何分、朝起きたのが12:30過ぎだったから、家から会場まで近く(最寄り駅から5駅)て助かったぜ…前日は日付が変わる前には寝たのにな(汗)
会場前はすごい人がいて、
「ついにレトロエクスプレスもここまでメジャーになったか!」
と思ったら、同じ会場で別の即売イベントが行われてたという…(笑)
それでも最終的に400人近くの方が参加したので、初期の狭い会議室を借りてた時代を知っている身からすると随分と大きなイベントになった印象。
自慢じゃないけど(本当に自慢じゃない)会場内は撮影してないけれど、マイコンインフィニティの参加者と被ってたりするので、いつものように知り合いが参加する各サークルに顔を出して挨拶。
それにしても、主催の田辺さん数ヶ月見ないうちに痩せたなあ…声をかけられた時、一瞬気付かなかったよ…
今回の展示品で個人的な目玉はアーケードの固定画面アクションゲーム『ニブラー』(Rock-Ola)をぴゅう太にアレンジ移植(?)した『ニピュウラー』と、ナムコのアーケードゲーム『ゼビウス』をFM77AVに勝手移植された2本。ゲームレジェンドのような即売会としてよりも、展示会としての趣向が強いイベントだけに、こういった自作ゲームを見るのはレトロエクスプレスの醍醐味。
そういえば富士通のFM77AVって当時触れなかったどころか、個人的にはFM TOWNSの陰に隠れてしまった印象の機種だけれど、1985年というPCエンジンが出る2年前にこの性能を持つPCが出たのは凄いなあ…というぐらい、この勝手移植版『ゼビウス』はスクロールやキャラが滑らかに動いていて素晴らしい出来だった。タイトル画面以降はオンメモリ動作だからコンシューマ感覚でスピーディに遊べるのも最高。
もちろんプログラマーさんの腕も凄いけれど、これをたった7ヶ月でここまで作り上げたのが恐ろしい…。作者いわく、当時と比較して開発環境が整っている上に(Windows環境、FM-7シリーズエミュなど)、移植ゲーが目コピが当たり前だった時代とは違って今では資料が充実しているからそこまで苦労はなかった…と謙遜してたようですが(プレイ中に横で聞いた話)、いやいやここまで忠実に移植してしまうなんてプロの仕事ですよ!
これを見てしまうと、FM TOWNSがなかったら凄いゲームを77AVで見ることができたのかも知れないけれど、富士通としては何処よりもユーザーにCDロムを体験してもらいたかったんだろうな…。それぐらい当時のPC市場はバブリーでイケイケだったんだろう。すげえな80年代!
どうでもいいけれど、自分の腕がヘボすぎてナスカの地上絵までたどり着けませんでした(爆)
マイコンソフトのジョイスティックという最高のプレイ環境なのにな(笑)
他に興味持ったのがタカラトミーのVHS(DVDが主流になる前のビデオの規格)を利用したガンシューティングのビデオチャージャー。ソフト(?)はセガの『アフターバーナー』をデモってたんだけれど、BGMがアーケード未使用のメロディあり版だったのが今回の収穫。対象年齢が低めの商品なのにやるな、タカラ(笑)
講演は、テクノソフト時代に『プラズマライン』『サンダーフォース』を、アルシス時代に『スタークルーザー』を手掛けた伝説のクリエイター・吉村ことり先生。講演内容は自分の頭には理解できなかったのですが(汗)、超余談の話をするとテクノソフトの英語表記が日本と海外では異なるのは社長がスペルを間違ったまま登録したのが真相だとのこと。メガドライブ版『サンダーフォースIV』の北米版タイトル『ライトニングフォース』のライトニングの部分がLightningではなくLighteningなのも社長のせいかな?(笑)
レトロエクスプレス内のフリマ(?)での戦利品はこちら
・熱血硬派くにおくん
・ラビリンス 魔王の迷宮
・キャプテン翼IV プロのライバルたち
合わせて1,100円
『熱血硬派くにおくん』(テクノスジャパン)は持ってた気がするけど、レトロフリークにインストールしてなかったので、ダブって買ってもまあ安いし、ということで購入。タイトーが出したNES版(RENEGATE)なら持っているだけどね。
『ラビリンス 魔王の迷宮』(徳間書店)は、同名映画のゲーム化だけど30年以上昔に遊んで以来触れたことがなかったので購入。実は先日ヤフオクで競り負けた悔しさもある(マジで)。実は開発は女神転生で有名なアトラスで、ファミコン版メガテンシリーズの生みの親でもある岡田耕始氏がゲームデザインを手掛け、作曲には同じくメガテンシリーズの増子司氏が関わっているとのこと。思えば本作の徳間書店とアトラスの繋がりで、アトラスはメガテンシリーズ(メガテンの小説版を発行したのは徳間書店)を手掛けることになったのかな?(ただ販売元が徳間ではなくナムコになったのは不明)という意味ではゲーム史において重要な作品かも知れない(誇張)
ところで岡田さん今何やっているんだろう…?
『キャプテン翼IV プロのライバルたち』(テクモ)は、スーファミのキャプ翼を揃えるために購入。ただ、スーファミにおける最高傑作と呼ばれるIIIはまだ未購入なんだよなあ(笑)
…次回のレトロゲーム関連のイベントは来月5/20(日)に行われるゲームレジェンドか…行く予定ではあるけど、ああ金がない…(涙)