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Channel: TVゲームをこよなく愛する駄目人間のブログ(略して「こよゲー」)
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MI68レポートその1

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先日(9/14)、秋葉原の東京ラジオデパートにて、レトロPC&ゲーム機の展示・即売会「マイコン・インフィニットPRO68」(以下、MI68)が開催されました。
 
このイベント、前回はゴールデンウィークにも池袋で開催されたのですが、今回の会場は秋葉原。さすがこの手の趣味の人間が集まる街での開催だけに会場は混雑。一時期、入場制限するほどの盛況ぶりでした!
 
 
実は当日、あいにく私は出勤だったので仕事を終えてから会場に向かったので、着いたのが夕方頃。この時は大分、人混みは緩和されていました。
 
 
主催者のあるきちさんは以前より私のブログを読んで下さったようで、なんと私が前から興味持っていたX68000ソフトを持ってきていただきました。
 
ところで、あるきちさんは何と18歳の時にX68kユーザー(super)になったそうです。それまではメガドラユーザーだったようですが、周りの友人たちがX68kユーザーになったのが後押しとなり、いてもたってもいられず親に前借りをして購入したようです。
本人いわく「XVIが発売されたので前機種のSUPERの実売が安くなった」とのことですが、それでも30万弱。それでも「当時は安いという感覚」とのことですので、当時のバブリーさは異様だったな、と思い知らされました!
まあ、その時私も発売されたメガドラソフトを片っ端から買っていたので、買った物は違っていても、ゲームにつぎ込んだ金額自体は変わらないのかも(笑)
 
 
 
私が会場に着くなり真っ先にあるきちさんに挨拶をしたら、早速ソフトを起動していたので、念願のタイトルをいくつか遊ばさせてもらいました。
 
 
●サンダーフォースII(テクノソフト)
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テクノソフトを代表するシューティングゲーム『サンダーフォース』の第二弾。
初代は8方向スクロールのトップビューシューティングですが、こちらは各ステージがトップビューとサイドビューの交互で展開します。
私は移植版であるメガドライブの『サンダーフォースIIMD』ならプレイしたのですが、あまりにもの難しさでエンディングを見ることができませんでした。
今回初めてオリジナルにあたるX68k版に挑戦したのですが…メガドライブ版が簡単にすら思うほど難しく感じます。
難しいと思う要因は、メガドラ版よりも全体的なゲームスピードが若干速く感じられたのと、自機の対地ショットが2連射しかできないため地上物を破壊するのが困難となっています。あまりにも難しすぎて、5回ほどチャレンジしましたが最初のトップビューステージすらクリアできませんでした。これをクリアできるX68kユーザーは恐ろしい…
 
 
 
●グラナダ(ウルフチーム)
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フィールド内に設置されたターゲットを制限時間内に破壊し、最後に出現するボスを倒すのが目的のトップビュー任意スクロールシューティング『グラナダ』
ベーマガ読者ならお馴染みの名プログラマーBug太郎氏の商業デビュー作です(確か)
同名メガドラ版がかなり好きなゲームだったので、こちらも前からオリジナルのX68k版が気になっていたんですよね。さすがマシンパワーがあるだけあって、多重スクロールの奥行き感はメガドラ版にはかないません!特に2面の上空ステージは圧巻です!
しかし、X68k版はボタンが2つのため操作性が(メガドラ版に比べ)難だったり、全体的なスピードがやや遅めで制限時間がシビアに感じられたり、自機のライフがメガドラ版よりも少なく、メガドラ版に慣れた私でも一面クリアがやっとでした。
個人的な好みは、遊びやすいよう調整されたメガドラ版ですが、BGMに関しては機種によって音色が異なるので、こちらは好き好きでしょうね。
ちなみにウルフチームだけあってビジュアルシーンが凝っていて、なんとフロッピーディスク一枚がまるまるビジュアルシーンディスクだったりします!
 
 
 
●ソル・フィース(ウルフチーム)
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メガCDのローンチソフトとして発売されたウルフチームの横スクロールシューティング。プログラマーは『グラナダ』と同じくBug太郎氏。
ワンボタンによるシンプルな操作性、アイテムを取った箇所に砲台がパワーアップする独自のシステム、派手に動きまわる巨大な多間接キャラが印象的なゲームです。
こちらはメガCD版と比べてもあまり違いがわかりませんが、ディスク読み込み時に次のステージのBGMが先行して流れる演出がカッコいい。
ただ、メガCD版と同様、中盤から一気に難易度が跳ね上がるのがX68kシューティングのさだめだろうか(笑)
やはりビジュアルシーンにフロッピー一枚まるまる使っていたり、桜庭統サウンドが相変わらず『グラナダ』っぽかったり、よくも悪くもウルフらしい作品です。
 
 
 
●サンダーブレード(シャープ/SPS)
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先日、ニンテンドー3DSでも配信されたセガの体感ゲームシリーズ『サンダーブレード』の移植。MI68主催者あるきちさんが本体と同時に買ったソフトだそうです。
最近3DS版を遊んだせいか、再現具合の違いは私の目でもわかりますが、それでも当時は「完全移植」といってもわからないほどのクオリティを誇ったのでは?さすが、X68k立ち上げ時からゲーム開発に関わっていたSPSの作品だけあります。特に、拡大縮小機能が搭載されていないX68kで、ソフト側で昇降時の拡大縮小を実現させてしまった技術力の高さは目を見張るものがあります!それが弊害になったのか、読み込みに一分ほど時間が掛かるのは難点でしょうか(あるきちさんと話しながらプレイしたのでとの時は読み込み時間は気にならなかったですが)
しかし、コントロールパッドによる操作は難しく、(ファミコン配置でいう)Aボタンで前進、Bボタンでショット、方向ボタンの上下で昇降という独特すぎる操作性はかなり慣れが必要です。それでも何とか初プレイ一面クリアできてよかったです(笑)
 
 
他にも『スペースハリアー』を遊ばさせてもらったりと、おかげさまでかなりX68kを堪能しました!もし私が青春時代にX68kを持っていたら、かなり違って青春時代を過ごしていたと思います。
何せ、私がメガドラを買った理由も、「廉価なX68k」ですからね。しかも、本体同時購入が『フェリオス』という(笑)
 
 
あと、あるきちさんはMSXユーザーでもあり、MSXまでプレイアブルとして展示してありました。
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このラインナップでは意外にも(?)『パロディウス』が気に入っています。難易度的に(笑)
ところであるきちさんは先日『エピソード2 ゴーファの野望』を落札したようですが、今回のイベントに間に合わなかったようです。惜しい!
某ゲームソムリエールさんも語っていましたが、やはりMSXシューティングにコナミタイトルは外せませんね(もっとも彼女はコナミ作品以外のMSXタイトルを知っているのか?)
ちなみにあるきちさんの娘さん(7歳)は『けっきょく南極大冒険』がお気に入りだそうです。このセンス、きっとあるきちさんは娘さんにレトロゲーム英才教育をしているんでしょうね(笑)
 
会場が混雑していたのに、二時間近くX68kを占領させてもらって申し訳なく思う反面、久しぶりにゲーセン以外でレトロゲームを堪能しました!他にも『イメージファイト』『ファイナルファイト』『ストライダー飛竜』など、私が好むタイトルを多く用意していただいたのですが、時間の問題でこれらタイトルは遊べなかったので次回の楽しみにします!
あるきちさんには物凄く感謝します。
 
…あと、あるきちさん…
十年後、娘さんを下さい(爆)
 
…せっかくのあるきちさんに対する感謝の気持ちもこのオチで全てが台無しだな…
 
MI68レポートは次の回にもうちょっとだけ続くんじゃよ…
 
 
 
 
おまけ
 
SPSはX68kのファーストパーティだけに多くのタイトルを出しているのですが、(他社販売・開発ですが)いまだに当時としても人気が微妙な『苦胃頭 捕物帳』を移植したのが理解できない…
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おかげで、レア移植としての立ち位置は今でも健在ですが(笑)

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