本日は任天堂の携帯ゲーム機『ゲームボーイアドバンス』が発売されて14周年となります。
1989年に発売された初代ゲームボーイは、液晶がモノクロ画面でありながらも、当時の現役ハードであるファミコンとそれほど変わらないクオリティのゲームが外に持ち運んで遊べることに魅力を感じました。
しかし、ゲームボーイからゲームボーイアドバンスまでの12年の間、コンパクト化されたり、バックライトが追加されたり、カラー化されたりとマイナーチェンジされ続けられましたが、所詮Z80ベースの「ファミコンレベル」どまりのゲームでしかありませんでした。
ファミコン時代なら通じたスペックも、ニンテンドウ64時代にはすでに時代遅れの性能でしかなく、むしろプレイステーション2が発売されて一年以上経った時期まで、ファミコンとほぼ同性能の携帯ハードを現役で頑張っていたのは、今思えば脅威的です。
そこで2001年にようやく発売されたゲームボーイアドバンスは本当に衝撃的でしたよ。ファミコンレベルからスーパーファミコンレベルまで性能が一気に上がったのですから、もはや別物のハードといえるぐらいの進化ぶりでした。
それでいて下位互換にも対応しているし、初期ゲームボーイソフトを残像の少ないTFT液晶で遊べるのが嬉しかったです。ただ、人によっては液晶の性能が上がりすぎて、モノクロゲームボーイタイトルで遊ぶとかえって荒さが目立つという弱点も指摘されています。
今見ると液晶が暗くて見にくいですが、3タイプ発売されているゲームボーイアドバンスシリーズ(初代、SP、micro)の中では一番手にしっくりくる操作性で気に入っています。
個人的に気に入っているソフトはこちら
●ASTRO BOY OMEGA FACTOR(セガ)
●NINJA FIVE-0(コナミ)
『ASTO BOY OMEGA FACTOR』は、セガ販売・トレジャー開発の『アストロボーイ鉄腕アトム アトムハートの秘密』の海外版です。
海外版へのローカライズにあたり、難易度が調整されたり、ボスの体力ゲージが視覚されたり、テキストが何ヶ国語が選べたりと、まさに完全版といえる内容です。
トレジャー作品らしくスピーディで豊富なアクションと、セガのゲームでは珍しく大団円を迎えるエンディングなど、見所の多いタイトルです。
『NINJA FIVA-0』は、ハドソン開発のワイヤーアクションが売りのアクションゲームです。
ワイヤーの操作感がカプコンの『ヒットラーの復活』に近いシンプルな内容ですが、各ステージがコンパクトな作りで、しかも制限なしに頻繁にセーブすることが可能なので、クリアを目指すだけなら努力次第で何とかなりそうに見えたりします(笑)
ゲームボーイアドバンスといえば、ローンチタイトルの多さも注目するべきところで、その数はなんと24タイトル!
しかもその内8タイトルは意外にもコナミのゲームだったりします(笑)
…その頃まではゲーム業界も元気だったんでしょうね(笑)
ちなみに今はほとんどアドバンスには触れていません。ニンテンドーDSliteまでアドバンスのソフトを対応していましたが、スリープ機能が採用していない為、手軽に遊べなくなったのが痛いです…
余談ですが、私が初めて手にしたゲームボーイアドバンスはオレンジカラーでした。その時に勤め先に在籍していた同僚がパチンコで勝った時の儲けで買ってきてくれたものだったりします(笑)