本日はコンパイルが発売されたメガドライブ最後のソフト『魔導物語I』が発売されて19周年となります!
元はPCで発売された3DダンジョンRPGで、ゲーム中にはお金以外の数値は一切表示されず、HPは主人公アルルの表情を見て残りを判断する「ファジーパラメータシステム」が特徴となっています。
また、移植に際し、リアルタイム制の戦闘シーンでは、コマンド選択式ではなく対戦格闘ゲームのようにコマンド入力することによって魔法を発動させられるのが主な変更点です。
メガドラ末期の作品でありながらダンジョンの移動シーンは滑らかにスクロールせずただの切り替え表示なのが残念ですが、「ハード末期ならではの技術力にこなれた凄いゲーム」と過度な期待さえしなければそれなりに楽しめる出来だと思います。
そんな記念すべく本日(?)、ようやく『メガドライブ大全増補改訂版』をようやく手に入れました!
さらっと読んだ感じ、ゲームの画面写真の間違いは直っていたものの、レビュー内容は初版と全く同じで、例えば『ラングリッサーII』のページではマルチエンディングと書かれていたりと(メガドライブ版は他機種版と違ってシナリオは一本道)、改訂版といえども問題が残っている本には違いがありません。
この残念な部分も含めての復刻といえそうです。
しかし、追加されたメガドライブ開発者である石川氏のロングインタビューがかなり興味深い内容で、これだけでも3,000円払った価値はあったかな?
同時に収録されている『ランドストーカー』の開発資料は見開き2ページしか掲載されていないのが残念ですが、発売から20年以上も経つソフトの開発資料は残っていることは少ないので、掲載してくれる分ありがたいですね。
ところで、今回の件で一番驚いたのが、3/21付け読売新聞の一面の広告欄。
なんとメガドライブ大全増補改訂版の広告が掲載されているじゃないですか!
メガドライブは当時としてもマイナーなハードという印象ですが、こんなメジャーな一般紙でメガドライブの名を2015年になって見るとは奇跡としかいいようがありません!
初版時には最低でも数千冊は発行されたと思われますが、今回の増補改訂版もやはり数千冊以上は出ている上、来月には再販まで決定されています。
読売新聞は一般紙の中でも発行部数の多い新聞なので、当然、広告費は発行部数に比例してかなり高額となっています。
つまり、巨額な広告費を使ってでも宣伝しているという事実は、太田出版としてもかなり売り上げが見込まれている書籍なんでしょう。
日本では、同時期のスーパーファミコンはおろか、PCエンジンにも普及台数が劣っていたメガドライブ。
それから20年以上の時が流れ、書籍という形とはいえ他機種を差し置いて再び日の目を浴びることが出来たのは、それだけメガドライバーのパワーは絶大といえそうです。
…そんな今でも根強い人気を誇るメガドライブのソフトを今でも全て持っているのは本当に誇りに思うのですが、裏を返せば、自分はそれしか自慢できることはないんだよなー。というか、メガドライブがなければ自分はただのオッサンだし(爆)
もう一つ。当時のスーパーファミコンユーザーやPCエンジンユーザーが今では大人しいのは理由があって、彼らはすでにゲームを引退し、一般人として平和に過ごしているからこそ、メガドラユーザーのように騒いでいないんですよね。多分
個人的にはスーパーファミコン本も、PCエンジン本も読んでみたいので、当時のユーザーは人間をやめる気でファン活動をしてください(笑)
…こんなことを37になってもやっているから婚期が遅れまくっているのですが、そういやお見合いデートも一年以上やっていないなあ(爆)