先日、非売品ソフトを中心に集められているコレクター、有澤さんからの誘いで秋葉原の居酒屋へ飲みに行きました! 彼とは昨年末以来久しぶりにあったのですが、相変わらず非売品ソフトだけでなく、16ビット機時代のソフトを中心に幅広いコレクター活動に度肝を抜きました!
有澤さんのコレクションをいくつか見させてもらったのですが、そのどれもがいくらお金を用意しても手に入らないコレクションを多く所有していて、多くのコレクターが実践しているように著名なコレクターさんや当時の関係者とこまめに当たっているとのことです。
…すみません。その中でたぶん自分が一番格下でしょう(涙)
非売品コレクターというと、我らがじろのすけ先生がいらっしゃるのですが(笑)、彼は彼で一般には販売されていないハードまでテリトリーに加えているので、彼に幻のレアハードを見せてしまったらもう大変!
自らの肉体そのものを武器とし、その拳は空を裂き、その蹴りは大地を割り、そしてその身にはあたり一面がピピンアットマークで埋まるという…
という、捏造話はともかくとして有澤さんがピピンアットマークを持っている話は聞いたことないんだな(笑)
そもそもピピンアットマークは幻のハードだけど非売品ではない…
最近だと彼はスーパーファミコンのSFメモリーカートリッジ『ウィザードリィI・II・III』を遊び方シート込みで入手されたようです。
ニンテンドーパワーでごく短期間でしか書き換えを行わなかった上に、今では現存数が少ない遊び方シートとセットですから、値段の大小以前にマニアでも店頭で見ることは奇跡に近いアイテムと言えるでしょう。
そういえば、会話の中で同じくニンテンドーパワーで書き換えが行われたソフトでレアなタイトルとして挙がったのがゲームボーイカラーの『F1ワールドグランプリ』
同じ内容のソフトが海外では先行してパッケージソフトとして売られているので、遊ぶだけなら比較的容易ですが、日本版は発売期間がごく僅かだった上、当時私がこのソフトを知ったのがローソン(当時はローソンで書き換えをやってた)で配布されたカタログなので、存在を気付いたときはすでに書き換えサービスが終了していたというユーザーは多かったでしょう。
GBメモリーの全容量である8ブロック全てを使うので書き換えを躊躇した人も多かっただろうし、何よりも発売時期がプレイステーション2とほぼ重なってしまったのが注目されなかった要因だと思います。いくらゲームボーイカラーのレースゲームとして完成度が高いとはいえども所詮はファミコンレベルのグラフィックで、同時期の『リッジレーサーV』のクオリティを見たら、よほど安くないと手をつけられないですよ…
ちなみにタイトルに「F1」という名称を使っているため、タイトルが変更されない限りまずバーチャルコンソールでの配信は絶望だったりします。
そんな感じでレトロゲーム雑談をしてたのですが、その他ゲームのトレードをしました。
私は用意したのは北米メガドライブ(GENESIS)ソフト『SONIC THE HEDEGHOG2』の通常版とサンプル版のセット、有澤さんからは『ロデア ザ スカイソルジャー』のミニサントラをいただきました!
有澤さんのブログによると、発売前の体験会で配られたもので、約150枚つくられたそうです。
そういえば『ロデア ザ スカイソルジャー』のニンテンドー3DS版を発売日に買ったのにいまだ未開封なんだよなあ。ソニックシリーズの生みの親「中裕司」氏が関わったソフトと聞いて発売日に買ったのに、実際にかかわったのはWii版のみと発売日に明かされたのでショックで遊ぶ気にならなくなったんですよね(笑)
そもそも遊ぶ時間がないのも理由ですが。
しかし、有澤さんの暮らしを聞く限りブルジョワもいいところで、タバコは一日2箱、飲酒は毎日、一日の車のガソリン代は900円オーバー。そして飼い猫が2匹。
私のような貧乏人から見れば
「禁煙禁酒、そして車とペットを手放せば月のゲーム代10万は使えるじゃん!」
と考えてしまうあたり、自分はどれだけゲーム人間だと思ってしまう(笑)
…というか、そんな予算があれば自分だったらさらにゲーム辞めて頻繁にお姉ちゃんの店に通いまくるのにな!
ある意味、ゲームは貧乏人に優しい娯楽だと思った。
そういえば有澤さんがかなり熱望していたことなんですが、どうしてもじろのすけさんに会ってお話したいとのことでした。そりゃフランスのレトロゲーム本に名前が載るほどのビッグネームという箔があれば会いたくなりますものね!わかります!
というわけで、もし奇跡的にお時間が取れましたら都内のどこかでお会いましょう!(ご本人がここを読んでくれなかったら悲しいですがw)
ところで有澤さんと一緒に寄ったHEY(ゲーセン)にて、今やレアな初代『ストリートファイターII』が稼働されていたので早速プレイしました!
とはいっても海外版ですが、それでもスト2シリーズがゲーセンに置かれてもスパ2Xかハイスト2ぐらいで、海外版とはいえ貴重であることには違いありません!
初代『ストII』で気になっていた試合前・試合後のバストアップグラフィックで、春麗の胴着が何故かオレンジになる仕様(試合中は青い胴着)が海外版も同様でしたが、これは開発中の名残?
それとも試合の時だけ青の胴着にわざわざ着替えているんでしょうか?(笑)
しかし、改めて初代『ストII』をやるとかなりもっさりとスピードでびっくりします。
さすがにハイスピードな『ストリートファイターIIダッシュターボ』のスピードには当時でもついていけなかったですが、そんな私でもこの遅さにはかえって新鮮でした(笑)
それにしてもスト2は凄いゲームです!
1991年当時のゲームだけに容量はかなり小さいはずで、それでいて当時のゲームではありえないほど多くのキャラパターンを持っているのは、限られた条件の中でも一定のクオリティを保てる作り手のセンスが大きいんでしょうね。操作の手を離しても動きまくるアニメーションパターンは、対戦格闘ゲームというジャンルだけでなく、多彩に渡るジャンルのゲームに影響を与えたのは間違いありません。キャラクターを動かしたくなる魅力があったからこそ、スト2は幅広い層にヒットしたんだと思います。でなければ、対戦格闘ゲームはマニアだけのブームで終わってたはずです。