オサレ系情報誌『BRUTUS』(マガジンハウス刊)、普段は買わないのですが(立ち読みすらしない)、最新号がコレクター特集だったため購入。
特集のトップを飾るのは、エリカ様の元旦那であり、3DOユーザーにとっては映像作家時代に『チキチキマシン猛レース』『モンタナ・ジョーンズ』を手掛けたクリエイターとして知られるライターの高城剛氏。
彼は元々コレクターで、アップル商品はマック2号機から、ナイキのエアジョーダンやサンリオSF文庫は出るたびに買うほどのレベルでしたが、ある事件を機に全て処分したようです(詳しくは該当ページを参照に)。
それが表紙にある「手放す時代のコレクター特集。」に繋がるわけですが、私も諸事情で部屋にあるモノの大半を処分しているので、彼のインタビューには共感持てます。
つか、数千本のゲームソフトと、数百冊に及ぶゲーム書籍を処分するのがこれほど気持ちいいとは。
家の都合で将来は広い部屋に住むことはないので、コレクター活動を再開することも、コレクションを処分することに後悔することはないと思いますが、高城氏同様、ダウンロードでゲームや音楽や書籍を購入しているので、「買い続けること」自体はこのままずっと続くと思います。
それでも、メガドライブソフトなど、大事にしているソフトは残しているので、今でも数千レベルのゲームソフトが溢れているのですが(笑)
なおこの特集には各コレクターさんのインタビューが掲載されているのですが、レトロゲーム部門では当ブログの有名人「某ゲームソムリエ―ル」さんが担当しています。
ぶっちゃけ某ゲームソムリエ―ルさんのコメントは本当に手抜きレベルで、横井軍平氏の影響でG&Wを始めた、座右の銘が枯れた技術の水平思考など、彼女のWikipediaの項目の要約したものをそのまま載せた感じで、レトロゲームコレクター紹介のためにこの本を買うと後悔します(笑)
その反面、他のコレクターさんのページはかなり濃く、彼らの「そのグッズを集めるようになったきっかけ」を知るのは本当に面白い。
ビンテージグッズコレクターはもちろん、「アイスのパッケージコレクター」「試し書きコレクター」など、「こんなの普通だったら捨てるだろう」と思うようなモノまで集めている”良い意味で変態の域”に達しているコレクターさんのコメントは刺激になります。
え、私?
コレクターでも何でもなく、ただの変態なので注意(爆)
そーいや、某ゲームソムリエ―ルさんがこの特集で、秋元康先生が80年代に関わったアニメのキャラクターのコスプレをしているのには笑った。ブログやらTwitterでは彼の仕事を散々批判していたのに(笑)
秋元先生の批判をするのは一向に構わないのですが、せめて彼が80年代に何をやったのかを勉強してからじゃないと恥をかきますよ。この程度の知識で80年代のことを語るなんて片腹痛いわ!
彼の仕事に対し「私だったらこうする」と言うなら、せめてガンダムシリーズの主題歌を作詞するようになって、同じ土台に立ってから言って欲しい(笑)
おまけ「スーパーメガキー」
メガドライブでプロテクトの掛かった海外のソフトを遊ぶための変換アダプター『スーパーメガキー』ですが、通販サイト駿河屋では中古がなんと10,500円で売られていました。
上の画像のは私の所有物ですが、90年代は2,500円ぐらいで買えたのに、この高騰は何?
それでも廣島貿易のセガマスターシステム用変換アダプターの高騰ぶりに比べればマシかと。あちらはヤフオクで4万で落札されましたからね(笑)
ちなみに私が最初に購入したのは1996年の春で、GENESISソフト『コミックスゾーン』を遊ぶために購入しました。今は亡きメッセサンオーの海外ソフトコーナーで買ったと記憶しています。
10,500円の価値があるかどうかはともかく、後期の海外ソフトは技術的な向上でプロテクトが硬いものが多く、対応していないソフトもいくつかありますが、それでも手軽に海外ソフトを遊びたい人には持っていて損のないアイテムだと思います。