昨日、久し振りに秋葉原のトレーダーでNES(北米ファミコン)ソフトが入荷したので購入しました。
・SKY SHARK(飛翔鮫)
・R.B.I. BASEBALL(ファミスタ)
『SKY SHARK』はタイトー(開発は東亜プラン)のアーケード用縦スクロールシューティング『飛翔鮫』の移植。
移植レベルはかつてマイクロニクス社が移植を手掛けたファミコン版『1942』(カプコン)、『エグゼドエグゼス』(徳間書店)より遥かに出来がよく、チラつきはあそこまで目立たないし、フレームレートも安定しています。ただ、1988年に発売されたソフトと言われると微妙。キャラのサイズが同時期のファミコン縦シュー(ドラゴンスピリット、究極タイガーなど)よりも小さく、当時としても一昔前のクオリティに見えたんだろうな、と思ったんですが、NES版『ゼビウス』(バンダイ)の発売が1988年とかなり遅かったからガイジンにしてみればそこまで気にならなかったのかも知れませんね(笑)
なお、本作の作曲は一部のマニアで有名なTIM FOLLIN氏。日本では『ソルスティス』で有名、マニアの間では『シルバーサーファー』を挙げる人も多いのですが、私は残念ながらソフトを持っていないのでノーコメント。そして、曲の出来の良し悪しはともかく『飛翔鮫』のゲームに合うかどうかと言われたら、あの独特なギュンギュンな音色(?)は世界観的にやっぱ微妙(汗)
ちなみにこのソフト、部屋のどっかになくしたので買い直しです…1,600円だったからよかったですが(笑)
そしてもう一本、バンナムの名作スポーツ『プロ野球ファミリースタジアム』のNES版であるテンゲンの『R.B.I. BASE BALL』
今年で30周年を迎える『ファミスタ』の海外版。海外では諸事情(主に契約の都合上と言われている)でナムコはNESには末期時代まで参入せず、主にテンゲンやバンダイからナムコット作品がNESで発売されましたが、この『R.B.I. BASE BALL』はテンゲンの野球ゲームシリーズとして独自にシリーズ展開されました。日本で正式に発売されたのはメガドライブの『R.B.I.4ベースボール』のみでした。ファミスタの原型を留めていない別物でしたが。
ところで先ほど前述したとおり、今年でファミスタが30周年を迎えるというのに、公式では色々と企画があがってるのにあまりにも盛り上がってないように思うんですよね。
ナムコットブランドではファミコンに限らず、全体的に見ても最も売れたかつてのビッグタイトルなのに、世間の反応がイマイチのように感じます。この売り上げに勝てるとしたら複数の機種に移植されたバージョンをトータルでの売り上げを出すしかないレベルかと。『ギャラクシアン』とか『パックマン』とか『ゼビウス』とか(笑)
30周年記念ソフトを出すべきという声も僅かにあるんだけれど、それに近い扱いの3DSでの最新作が全く話題にならなかった上に全く売れなかったのを見ると、ゲーマーでも過去の扱いにされたのかなあ。あ、任天堂ハードじゃなくてSCEので出してたら!(笑)
個人ブログやTwitterなどのSNSでユーザーが盛り上げようとするファン同士の熱気も感じられないし、一部ネットで「野球選手の実名使用の権利を持つコナミが他社の野球ゲームを出すのを邪魔している!」みたいな風潮も見られますが、実際に他社から野球ゲームが発売されてもあまり話題にされないのを見ると、野球ゲームの主流であるコナミのパワプロ以外はファミスタのネームバリューを持ってたとしてもその他大勢みたいな扱いなんでしょうね。