今日渋谷で爆弾騒ぎがあって、スクランブル交差点周辺が封鎖されたという物騒な事件があったのですが、「渋谷」「爆弾」「封鎖」というキーワードを聞いて、多くの方が連想したように、スパイクチュンソフトのサウンドノベルシリーズの
『サウンドノベル街』の桂馬シナリオと
『428 封鎖された渋谷で』
を真っ先に思い浮かべました(笑)
『サウンドノベル街』は最初のセガサターン版を買ったのですが、とにかくフラグ立てというか、複数いる主人公を意識しながら進めるというスタイルになかなか慣れなくて、クリアまで苦労した覚えがあります。ある主人公が何の問題がなく一日を終了しても、その主人公が起こした行動によってはもう一人の主人公がどんな選択肢を選んでもバットエンドを迎えるので、当時の国産アドベンチャーゲームとしてはかなりの難易度だったと思います。
作り手はそれを気にしてか、後のプレイステーション版では難易度選択が出来るようになり、イージーモードだとスムーズに進んでしまい、これはこれで肩透かしですが、後の『428 封鎖された渋谷で』からのプレイヤーにはこちらの方がいいでしょう。
続編が待望されながらも諸事情で別タイトルとして発表された『428 封鎖された渋谷で』は、最初はWiiを買いましたがなかなか遊ぶ時間が作れず、結局「出先でも楽しみたい」という理由でPSPダウンロード版をPSVitaに入れて最後まで遊びました。システム周りが遊びやすくなってほぼ満足な出来ですが、ラストの那須きのこ氏が手掛けたシナリオがそれまでのシナリオと比較して文体が異なり、読みづらくなっていたのが自分にとっての難点でした。しかもそのシナリオが(以下略)
主人公ごとに全く異なるシナリオを同時進行する『サウンドノベル街』と、精神的な続編で主人公ごとに異なるシナリオのように見えて実は一本の話に繋がっていく『428 封鎖された渋谷で』、どちらも優劣がつけられないサウンドノベルの傑作だと思います。
●ファミコンのEPROMに注意!
拾い物画像で申し訳ありませんが、アイレムの『10ヤードファイト』(初期LED版)の中身。上がマスクROMカートリッジで、下は読み書き可能なEPROMを搭載したカートリッジです。赤丸した部分がマスクROMかEPROMだかを見分けられるのですが、最近、このEPROMのカートリッジが起動できなくなったという報告がありました。
本来、ファミコンカートリッジはマスクROMを採用していますが、当時は深刻なROM不足で、いくつかのメーカーはマスクROMの代わりにコストの掛かるEPROMを採用したという話を聞きます。予防策としては上にある通りですが、アイレムのカートリッジはよりによってEPROMの紫外線を通す窓の部分が剥き出しなので、遮光シールで封印した方がいいでしょう。裏を返せば、このEPROMを利用して自作ゲームを作る人も出てくるかも知れませんね(笑)
●ネオジオステーション
私がPSVitaにダウンロードしたネオジオステーションタイトルですが、このラインナップで「全然売れなかったからネオジオステーションは打ち切りです!キリッ」と言われてもなあ…。というかSNKプレイモアの上層部はこのラインナップで売れると本気で思ってたの?
近々配信されるであろうPS4のアーケードアーカイブスのネオジオタイトルはそうならないよう願っております(笑)