発表から何日か経ったけれど、メビウスからリバーヒルソフトの名作ミステリーアドベンチャーをNintendpSwitch用ソフト向けにリメイクした『刑事J.B.ハロルドの事件簿 マーダー・クラブ』が2017年8月10日に配信されるようです。
自分が遊んだのはオリジナルのPC版ではなくセタが移植したファミコン版でしたが、わりと序盤で挫折したんですよね。難易度のせいじゃなくてパスワードの長さのせいで。
なんと100文字はゆうに超える長さで、同じくパスワードが長いと言われたドラクエIIやネクロマンサーでさえ裸足で逃げる倍の長さで途中で嫌になったんですよね。当時は一人暮らしじゃないので電源つけっぱなしプレイはできなかったし、あれを当時きちんと終わらせたプレイヤーは凄いよなあ。
さすがにスイッチ版はオートセーブだろうけれど、昭和時代のゲーマーから「長いパスワードを乗り越えてこそ真のゲーマー」と言われそうだな。手動セーブでさえ今となっては過去の遺産なのに(そもそも今のゲームはストレージを意識させないように作られているものが多い)、それよりも面倒なパスワードなんていちいち毎回打ってられない。というか、手動セーブだったオリジナルのPC版やPCエンジン版(販売元:ハドソン)に対してファミコン版ユーザーは「手動セーブなんて生温い!」とDisってたのかな。いやはや、ファミコンユーザーの気力は恐ろしい…。
…という、アホな話は置いといて(すまん)、864円という値段の安さから、今度こそクリア目指して頑張りたいですね。もしこれが好評でJ.B.ハロルドシリーズが次々とリメイクされることを望みます。
決して「そんなに遊びたかったらDS版やればいいのに!」と言ってはいけません。今の目で粗い解像度のDS液晶でゲームを遊ぶのはきついのよ…
あと、どこかシンキングラビットの名作ミステリーアドベンチャー『カサブランカに愛を』をリメイクしてくれないか、ちょっとだけ期待してるのですが(笑)
●ドラクエXI3DS版
休みの日はゲーセンで湾岸ミッドナイトにハマっているせいであまり遊べていないのですが、ようやく5時間ほどプレイして、やっと3人パーティです。
ネタバレをできるだけしないようにしますが、過去の世界に舞台が移る時にファミコン版のグラフィックになるという演出はおっさんゲーマーには懐かしくていい感じですね。さすがにUIは今どきの操作方法にアレンジされてますが(コマンドにかいだんやとびらがない等)。
肝心の本編の方も、2Dモードはスーパーファミコンっぽいグラフィックが評価されているのに、3Dモードも十分にレトロチックなのにあまり語られていないのはちょっと寂しい。3Dモードは20年近く前のゲーム機であるプレイステーション2レベルのグラフィックを再現しているどころか、スキャンラインや滲みといったブラウン管を再現したようなSD画質の映像表現を、3DSという現役ハードで実現しているのが恐るべしです。プレステ2時代は液晶テレビよりもブラウン管テレビで遊ぶことが主流だったので、それに合わせてSD画質を3DS実機で再現させたんでしょう。レトロゲーム移植メーカーとして知られるM2やハムスターだけでなく、スクウェア・エニックス様にもそういったこだわりがあることに感心です!もっとも、今の若い子はブラウン管テレビなんて見た事ないだろうし、そもそもプレステ2が現役だった時代は彼らのパパママが若い頃に遊んでた太古の時代の話だし、そんなところにこだわってニーズあるかは気になるところですが(笑)
そんなわけで今回のドラクエは開発に時間が掛かったのも納得します。3DS版でファミコンやスーファミやプレステ2の3パターンのグラフィックで遊べて、プレステ4版では今どきのHD画質のグラフィックで遊べる。つまり両機種で持っていれば4世代分のグラフィックでドラクエXIを体験できるなんて、本当に素晴らしいですね。作るほうはかなり大変だっただろうなあ。
ところでさっきのJ.B.ハロルドの件でも触れたけれど、今どきのゲームでオートセーブに対応してないのは辛い。今回のドラクエXIもオートセーブだと思ってうっかりセーブせずにそのまま電源をオフにしてしまい、最後にセーブしたところからやり直したことが二度ほどある…冒険の書が消えましたレベルで悲しかった!(汗)
今の時代、手動セーブがあるゲームなんてツチノコUFOレベルで見ないから、次のドラクエはオートセーブに対応してくれることを切に願う。バーチャルコンソールだってゲームの中身はレトロゲームだけど、セーブはオートですし(実際はレジューム機能ですが)。いくらこだわりがあっても、セーブ方法までレトロに合わせなくてもよかったのに!(爆)
●アケアカNEOGEO
NintendoSwitchにNMKの『作戦名(オペレーション)ラグナロク』の配信が決まったのが嬉しい。横シューとしてはオーソドックスですが、充実した音関係が最高で最高で。NMK作品だけに難しいゲームではありますが、ボンバーが多く手に入るゲームなので中盤まではそれで強引に進められるバランスなのが嬉しいです。
あと地味にデコの『ミラクルアドベンチャー』の配信が決まったのも嬉しいですね。オーソドックスなアクションに仕上がった同社の『エドワード・ランディー』のようなゲームですが、家庭用での移植例がネオジオカートリッジしかなかったので、遊ぶだけでも割と貴重なゲームでもありました。
まあ何が配信されても全部買うんですけどね(汗)